川越唐人揃い 再び!

2023年11月12日、川越市の蓮馨寺の境内で、「川越唐人揃い」パーフォーマンスが行われました。


川越唐人揃いは、朝鮮通信使を見聞きした川越町人が江戸時代の川越まつりで仮装行列「唐人揃い」を行ったことが始まりだそうです。
そのため、通信使の再現だけでなく、アイヌや、沖縄を含む、国際色豊かな多文化共生パレードとして、2005年から有志によって行われてきました。


長年、川越市や埼玉で親しまれていた「川越唐人揃い」パレードでしたが、2022年、スタッフの高齢化のため、川越唐人揃い実行委員会が解散することに決まり、18回にわたって行われてきた「川越唐人揃い」が去年11月のパレードを最後に幕を下ろすはずでした。


しかし、パレード後のミーティングで、今後、どのように「川越唐人揃い」の精神を生かした活動をするべきか、話し合われていた時に、川越市三田会の幹部の方が、「川越唐人揃い」を継承することを、宣言。


蓮馨寺の住職(三田会所属)や、三田会の方々を中心に、新しく「川越唐人揃い実行委員会」
を発足して、今年、規模は縮小しての、パレード無しの開催でしたが、見事に「川越唐人揃い」パフォーマンスを行うことが出来ました。


11月12日、私は、「川越唐人揃い」パフォーマンスの最後の1時間半に参加しましたが、去年までのスタッフも一緒に協力し、最後は、着物をまといラテンダンスを踊るダンスチーム「着物ダンサーズ」が、会場に集まった参加者巻き込んで、一緒に踊り、大変、盛り上がりました。


全体的には、朝鮮通信使の色合いよりも、国際パフォーマンスの色合いが強かった印象でした。
今後は、川越国際交流協会と協力しながら進めていこうとしているので、川越唐人揃いの伝統は薄れるかもしれません。


来年に向けて、まずは、「川越唐人揃い」を再開していただいたことに対して、スタッフみなさんに感謝をお伝えしたいですし、来年、できれば、「川越唐人揃い」が朝鮮通信使と経緯の深いパレードだったことを、伝えられるイベントでもあってほしいとも感じました。


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