「やさしい日本語」で防災研修(八王子市)が行われました!
1月28日 多文化防災研修 「災害について、外国人と一緒に学ぼう!」が、NPO法人八王子国際協会の主催で、行われました!
開催時期が、2024年1月1日の能登半島地震が起こった後だったことや、「やさしい日本語」が、1995年1月17日に起こった神戸大震災がきっかけとなって、注目されるようになったこと等があり、自分事として感じやすいイベントとなりました。
八王子市役所の多文化共生課や、防災課の方々も参加されていましたし、「防災・災害ボランティア かわせみ」や、「八王子災害に備える会」等の市民団体の皆さんも参加されていて、全員で50名近くの参加者がいたように思います。
日本での災害は、外国人にとって、コミュニケーションの問題だけでなく、災害の種類や頻度も多いため、いざ、災害が起こったときには、日本人以上に、混乱し、被害が大きくなることは、容易に想像できます。
もちろん、日本人も外国人も、自分の命を自分が守るというのが基本ですが、多文化共生に関わる日本人の方々は、同時に、近隣の外国人を助けに行く準備も出来ていないといけないと思っていたので、私は、このイベントに参加しました。
イベント内容としては
①やさしい日本語の紹介
②ジオラマを使ったワークショップ
③「防災・災害ボランティア かわせみ」による防災学習
④グループでの交流会
でした。
ジオラマを利用したハザードマップは、初めて見たのですが、災害時のときのことを、イメージするには、とても良い教材だと思いました!
ジオラマに、参加者全員が、自分の家の場所をシールで貼り、その後、一人一人に対して、講師の方が、避難ルートの説明をして下さったので、いざという時の避難ルートの選択がしやすくなったのではないかと思いました。
私の家は高台にあり、普段、八王子の商店街までの行き来が、多少、大変なのですが、洪水や、震災の際には、比較的、安全な地域のようでした。
ある方は、拓殖大学に近い山際に住んでおられますが、「この地域は、山崩れや洪水の時、とても危険な地域です。拓殖大学に避難する場合も、できるだけ建物の上に避難してください。そのことを垂直避難といいます。」と解説を受けていました。
外国人目線でいうと、やさしい日本語の講義のときには、内容が理解しやすいのですが、やはり、防災の説明になっていくと、説明する方々は、普段、やさしい日本語を使っている訳ではないので、どうしても話が難しくなる傾向がありました。
また、防災に関する情報アプリに関しては、情報が多すぎて、日本人でも、普段の時は読まないようなものだったので、それを外国人の方々が読むのか、少し心配になりました。
最後のグループ交流ですが、私達のグループに、ブラジル人とインドネシア人の方がいらっしゃり、防災の話をきっかけに、日常生活や、職場での話をしたのですが、思った以上に話が弾みました!
こういう形での交流が、一般の国際交流よりも、近い関係になれる気がして、とても印象的でしたし、やはり、普段から話せる関係性を作り、広げることが、災害時にとって、一番大きな力になるのではないかと思いました。
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