はちおうじユニバーサル駅研修会を開催しました!

9月24日(日)冨士森体育館の会議室で、はちおうじユニバーサル駅伝の研修会を行いました。
小規模な集まりですが、主催団体である、はちおうじユニバーサル駅伝大会実行委員会のメンバーが行った、初めての集まりだったので手探り状態にはなりましたが、参加して下さった、ボランティア希望者と、温かい雰囲気に包まれて進めることができました。


スケジュールは
①八王子ユニバーサル駅伝大会 代表挨拶 
②共生社会の理解のための研修  NPO 法人 JUSUN 理事長 李 節子 様
③障害者の立場からのお話    はちおうじ障害者団体連絡協議会 代表 杉浦 貢 様
④車いすの介助方法 視聴障害者や聴覚障害者へのサポート方法
で進行していきました。


ユニバーサル駅伝の生みの親、李 節子さんが、ユニバーサル駅伝を始めたきっかけを、以下のように話してくださいました。


「私は在日2世とし日本で生まれ育ち、中学から大学まで陸上競技の選手として競技生活を送っていたが、在日ということで国体の選手に選ばれたのに、国籍の件で出れなかったりと、さまざまな日本社会での壁にぶつかった。そのような差別をなくしたいという思いで、ユニバーサル駅伝を考案した。」


また、李さんが、日本陸上競技連盟S級公認審判員であるため、よく行われている、障害者とふれあうイベントとは違い、日本陸上競技連盟の公認審判員によって記録を測る競技性があることが特徴だと仰っていました。


また、はちおうじ障害者団体連絡協議会の杉浦さんは、ご自身が車いすユーザーとしての経験から「車いすは、ただの器具ではなく、車いすユーザーにとっては体の一部なのです。いきなり体に触れられると、誰でもびっくりするように、車いすに、いきなり触れられると、私たち車いすユーザーは、びっくりしたり、違和感を感じてしまいます。
車いすに触っていいですか?とまず、許可を得て、話しかけるときには、視野に入る位置から話してください。」と具体的な話をしてくださいました。


最後に、はちおうじユニバーサル駅伝実行委員メンバーが中心になって、実際に車いすに乗ってみたり、車いすを押してみる体験や、アイマスクをした状態でサポートをしたり、サポートを受ける体験、また簡単な手話を学ぶ時間を、研修参加者たちと持ちましたが、実行委員のメンバーの多くが福祉関係で働いているためか、スムーズに会場の方々を誘導しているのを見て実行委員のみなさんの新しい面を発見しましたし、その反面、自分がおどおどしながら、一般の参加者と同レベルで研修を受けているのが、少し恥ずかしくもなりました。


研修後、JUSUN 理事長 李さんから「今回の研修は、いい集まりになったね。」と、褒めていただき、10月28日の大会に向けて、とても自信になりました。


次回は10月22日(日)に研修会がありますが、その時には外国籍の方も来られる可能性があるため、「やさしい日本語」や、外国籍の方に対する基本的な姿勢に関して、伝える機会があればと思っています。