第二回多文化共生写真展 台湾政府団が、台湾世界遺産候補地の写真展示を見学!

8月6日、八王子市のたま未来メッセで、第二回多文化共生写真展が開催されました。
会場では、台湾・韓国  チベット ミャンマー ウクライナ スリランカ シリヤ・トルコ エチオピア グアテマラ・ブラジル 日本に関わる写真の出展がされましたが、私たちは、台湾・韓国が担当でした。


今までも、活動紹介の写真展は行ったことがありましたが、今回の会場の広さは、今までの規模とは、全く違っていました。また、他のブースではプロの写真家が撮影した写真展で、イベントの責任者からは、写真の基準について、何も指定されていませんでしたが、何か、新しいアイデアがないといけない気がしていました。


さらに、8月4日~6日の八王子祭りに合わせて、台湾政府団(高雄市)が訪れることになり、八王子訪問のスケジュールの中に、今回の多文化共生写真展の見学が入るかもしれないと、八王子市役所の方から連絡がありました。


とても、名誉なことであり、記念すべきことなのですが、台湾の写真展示をしている私たちのブースを、一番期待してくるはずですのでそれが、また負担で、どうしたら政府団に自信をもって紹介できる写真展になるか、思案していました。


そうしているうちに、写真展の1週間前に思いついたのが、以前から所属していた、台湾世界遺産登録応援会で保管している台湾の世界遺産の候補地として、選定された18ヵ所の写真です。

1  玉山国家公園
2  太魯閣国家公園
3  棲蘭山檜木林
4  大屯山火山群
5  澎湖玄武岩自然保護区
6  阿里山森林鉄道
7  台鉄旧山線
8  楽生療養院
9  水金九鉱業遺跡
10 烏山頭ダムと嘉南大圳
11 桃園台地の陂塘
12 卑南遺跡と都蘭山
13 排湾族と魯凱族の石板屋集落
14 金門島戦地文化
15 淡水紅毛城と周辺歴史建築群
16 馬祖島戦地文化
17 澎湖石滬群
18 蘭嶼集落と自然景観

台湾には、ユネスコの世界遺産に登録されるべき文化遺産、自然遺産が、たくさんあります。
しかしながら、台湾は国連から国として認められていないので、世界遺産として一箇所も登録されていません。


日本の人たちに台湾の世界遺産候補地を紹介し、台湾の歴史と文化や美しい風景を知ってもらうことを目的とした写真を展示するならば台湾政府が行ってほしかった活動なので、私たちの活動写真とはスケールが変わってきます。


だからと言って、コロナ禍の影響もあり、最近、台湾世界遺産登録応援会の活動を何もしておらず、
さらに、イベントの1週間前になっていたので、果たして写真を貸してもらえるのか、疑わしかったです。


台湾世界遺産登録応援会の代表理事 八田 修一さん(台湾ダムの父 八田 與一の孫)に、ダメもとでお願いしてみたところ、何と「8月5日の理事会で検討してみるが写真を使えるようにしたいと思います。」とおっしゃって下さり、奇跡的に使えるようになったのです。


8月6日、多文化共生写真展の当日、午前9時半に時間通りに13人の台湾政府団が来られました。
台湾世界遺産候補地を選定した経緯であったり、私たちの活動について説明しましたが、写真やパネルが、あまりに立派なので自信をもって、伝えることができましたし、台湾政府団の方々の反応の良さに、苦労して写真展を行った甲斐を実感しました。


今までは、台湾に関する写真展をする場合、オリンピック前後のホストタウン活動(台湾)と八王子市海外友好交流都市 高雄市との交流活動の写真展だったのですが、これで、新たな分野が一つ加わるようになりました!

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