邦楽による音楽劇「はじめまして、八田與一です!」

7月23日に、NPO法人ドルチェ邦楽合奏団25周年記念演奏会、邦楽器と歌と語りによる音楽劇「はじめまして、八田與一です!」が、なかのZERO大ホールで上演されました!


私は今まで、邦楽に対しての関心が薄かったため、最初に、このイベントを勧められたときには、邦楽と八田與一技師と、どのように繋がるのか、全くイメージが湧かず、参加を躊躇っていたのですが、八田與一研究の第一人者で、アニメーション映画「バッテンライ」の企画を担当された、緒方 英樹氏が関わっていることを知るようになり、興味が湧きました。


全隊のタイトルとしては、「NPO法人ドルチェ邦楽合奏団 創立25周年記念演奏会」でしたが、一部の奏楽演奏に続いて、二部には、今回の演奏会のために、来日された台湾の著名な二胡演奏家 王 銘裕 氏による邦楽とのコラボ演奏がありました。


その音色の響きが、神秘的で、絶妙な旋律を織り成していて、心に深く刻まれる感覚を覚えました。


三部は、邦楽奏者、二胡奏者、八田與一コーラス隊、オペラ歌手たちが、一同に会して、音楽劇「はじめまして、八田與一です!」を歌い上げました。


音楽劇の物語は、台湾に留学して2年目になる日本人の留学生 小川 澪(みお)が八田與一の銅像の前で様々な質問をするところから始まりました。すると、八田與一の銅像が過去を懐かしみながら、思いの丈を澪に語りだすのです。雄大でもあり、美しくて優しくもある、この大作品は、八田與一を始めとする、日台の人々の台湾の国造り物語にも聞こえました。


1300人近くのホールが、ほぼ満席となっていて、感動に包まれたひとときを過ごすことが出来ました。今回、八田與一について、初めて知った方々も多くいたと思われます。


これからも、あらゆるコンテンツを使って、現代に生きる私達に、八田與一が残した精神を伝えて行きたいと思いました!