障害を超えて一つに!大田区ユニバーサル駅伝大会開催!

6月4日、台風2号の接近により、開催が危ぶまれた大田区ユニバーサル駅伝大会!
当日は朝から見事に晴れ渡り、そよ風が吹く、暑すぎることも寒すぎることもない、絶好の天気に恵まれました。


「違いを知ってと共に支え合う心地よさを」をコンセプトに、2008年11月に始まった、この大会は何と今年で16回目!


ユニバーサル駅伝とは、ひとつのチームに小学生・60歳以上・視覚や聴覚障害の方・車いすユーザー・知的や精神障害など年齢、性別、国籍、心身状況 に関わらず様々な人が加わり、5人の選手と5人のサポーターでユニバーサルチームを編成し、5区間をタスキでつなぐスポーツです。


2023年10月28日に行われる予定の「第一回はちおうじユニバーサル駅伝大会」の参考のために、実行委員会からは、私が選手として、また、私以外の3人の女性は、ボランティアスタッフとして参加するようになりました。


私はチーム2に割り振られていて、5人の走者と、4人の伴走サポーターがチーム2のテント下に集まり、お互いに挨拶をしました。


その中には、小学1年生や、高齢者の方、また、聴覚障害の女子中学生等もいました。
今まで、聴覚障害の方とのコミュニケーションをする機会が、ほとんどなかったため、話し言葉が通じない人と、どうコミュニケーションを取ればいいか、周りの様子を伺っていました。


聴覚障害の学生同士では、手話で会話をしていましたが、初めて集まった私達の中では、スマホに文字を書いて、伝え合っていたので、私も一度、スマホを使って、その女子中学生と会話してみたいと思っていました。


メインの舞台では、いくつかの団体が、パフォーマンスを行っていましたが、聴覚障害の中学生(彼女の友達)の6人グループの順番になって、音楽を流さずに無音でダンスを披露しました。


素晴らしいダンスパフォーマンスが終わった後に「ダンス良かったですよ。ダンスはしますか?」と書いたスマホを、彼女に見せたら「私は陸上選手なので、踊りません。800メートル走ります。」「中距離だね。」と会話が続きました!


また、大田ユニバーサル駅伝大会に一回目から参加していらっしゃる70歳を超えた男性の方が一人いらっしゃいました。杖をついていらっしゃって、一周1キロは杖をつきながらでは回れないので、伴走者に、途中から車椅子を使えるように、お願いをしていました。


その方と、僕以外は、選手も伴走者も全員学生だったので、必然的に、僕が、その方と、みんなの橋渡し的な役割をするようになりました。


チーム名や、目標タイムも、みんなで決めました。私が「個性が合わさって一つになることを目指して、レインボーズ(八王子の有名なパフォーマンス集団の名前でしたね😂)はどうですか?」と聞いたら、反応が良く、その流れを受けて「十人十色」という団体名になりました!


このように走る前から、実行委員会の方で、自然と交流ができるような組み合わせにしてくれていて、小さな共生社会作りを考えさせられる時間でした!とても、面白い取り組みですね!


私は5人の選手の中で、2番走者だったので、1番走者の小学生の女の子から襷を受け取り、走りましたが、高校生の柔道部の男の子が伴走者としてついてきました。公園の様々な光景を楽しみながら、風を切って走っているうちに、伴走者は取り残されていました(笑)
一周を走り終えて、小学生の男の子に、襷を渡しました!


このように、実際に体験することで、第一回はちおうじユニバーサル駅伝大会のイメージが、はっきりと湧く体験ができました!


大田区ユニバーサル駅伝大会のスタッフのみなさん、温かく迎えてくださって、ありがとうございました!