子供たちが、 核の恐怖に怯えることのない世界のために活動する 長崎のPeace Caravan隊!

先日、「全国をつなぐ、SDGsなGPSアートリレー」開会式を開催しましたが、私達のように聖火リレーを連想させ、全国を繋ぎながら、メッセージを発信するイベントを探していました。
自分たちのGPSアートリレーのイベント運営に活かすためです。
そうしている内に、2020キャンドルナイトリレーという東京オリンピック・パラリンピック公認認定プログラムのイベントをインターネットで見つけ、興味を惹きました。

「想いを灯りに。君と創り、共に繋ぐ」というテーマで行うようで、「「環境」や「平和」、「地域活性」などの様々なテーマに取り組んできた全国各地域の学生達が、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて連携し、各団体の個性を生かしたキャンドルナイトを開催する。」というコンセプトで、すでに岐阜県から始まっていました。

私達の主催するイベントには、広島と長崎の団体が参加するため、今後の交流ができそうな団体を、広島、長崎で探してみたところ、キャンドルリレーナイトに参加する学生団体の1つ、Peace Caravan隊という長崎の団体の事前勉強会が、ちょうど当日(4月23日)の夜に、開催されることが、分かり、急遽、参加することにしました。

学生団体にもいろんな団体がありますが、核戦争を反対する出前講座を行う団体は、聞いたことがなく、長崎らしい団体だなと思い、とても楽しみにしていました。

核兵器のことや、核戦争のことは、北朝鮮の核開発の事で、再三ニュースに出て、気になっていたり、広島、長崎の、原爆被爆者の語り部さんから話を聞いたりしたことはありましたが、特別なことに聞こえ、自分事として捉えるのが、全く出来ていませんでした。

Peace Caravanの活動は平和教育の出前講座をすることが主な活動で、これまでに、70箇所くらいの場所で講座をして来た経験もあって、本当に、分かりやすく、自分事として、聞くことができました。

核兵器の被害として、
①熱風による、ひどい火傷
②爆風などでガラスの破片に刺さること。
③放射能による脱毛、白血病、癌。
④火傷や、放射線による差別
等の4つがあり、被爆によって一生苦しみや心配を抱えて生きていくことになると。
ミニ講演の最後の方で、みんなにできることを教えてもらいましたが、本当に直ぐにでもできそうなことで、びっくりしました。

①高校生1万人署名活動というものがあること。
②核兵器を製造しているところと取引しない銀行を選ぶこと。
③議員ウォッチで、核兵器廃絶に関心のある議員を調べて、投票をすること等でした。

今まで、自分の中では、核抑止力による均衡も保たないといけないので、核兵器を保持する必要があるのではないかという考えでしたが、核兵器による恐ろしさを、後世のために、取り除くための小さな声を集めることは必要だと、認識が新たになりました。

最後に、5月8日に行われる予定の、長崎市内でのキャンドルナイトリレーで、キャンドルに灯してもらえるメッセージを書いて、フォームに入力する時間がありました。

タイトルは「子どもたちに残したい未来はどんな未来か?」でみんなが送ってくれたメッセージを発信してくれると聞き、「SDGsについて、みんなが分かって、取り組む世界に!」と入力して送信しました。

この一言で、世の中が変わることはないとは思いますが、自分の言葉として平和を発信する機会が持てましたし、更に、初めて参加する団体の企画を通して、オリンピックと繫がる発信ができたことに、とても意義を感じました。

同じ平和と言っても、様々なアプローチがあります。全国でも珍しい、「子供たちのために核兵器の無い世界」を目指す、Peace Caravan隊。
続けて活躍されることを祈っています!


パナソニックがSDGsに取り組む学生たちと協力し2020キャンドルナイトリレーを開催。
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twitterより