心に響く「やさしい日本語」の実践を新潟から!

5月2日に、フェースブックで繋がっていた新潟の山倉さんという方が主催している、やさしい日本語交流会の、オンラインの集まりに参加しました!

山倉さんは外国人、特にベトナム人、ミャンマー人の介護人材に力を入れているBest One人材会社を運営していらっしゃるので、山倉さんの話を聞きながら、新潟に在住する外国人のリアルな姿を垣間見ることが出来ました。

ズーム開催だったため、ズームでの、やさしい日本語の交流イベントをイメージしていたのですが、ズームに入った外国の方は2人だけで、他の外国人の方たちはフェースブックでのビデオチャットの方に参加していたため、山倉さんのスマホの画面からしか見ることができませんでした。

山倉さんの仰るには「お互いに会話する方法を今も模索している。」とのことでした。私達としては、当然のように使っているズームも、外国人の参加者にとっては敷居が高いようなのですが、それだとオンラインで会話ができないで終わるので、今後、どうしていくべきか、ズーム上でスタッフの方同士が相談していました。私達の活動でも、同じことが起こりうるので参考になりました。

会の終了後に、交流会を行いましたが、夜、遅くなっていたこともあり、日本人3人だけになりました。その場を借りて、八王子市を中心に、私達が行っている、やさしい日本語サークル「やさかつ」の紹介をしました。

私達の活動は、山倉さんのような外国人とリアルに向き合う集まりと違って、日本人の大学生だけの集まりなのですが、一般の多文化共生の集まりや、やさしい日本語の集まりは、大学の多文化共生ゼミなどを除くと、会社をリタイヤしたり、子育てが一段落した奥さん等の年配の方たちが多いので、「若者たちは、多文化共生や、やさしい日本語に興味があるのか?」と質問を受けたりもしました。

私達が行っているイベント(多文化共生と直接、関係のない分野も多いです)の参加入力フォームには、関心のある分野を選択する欄があるのですが、10代〜20代の人たちが選択している項目を見ると、意外と、国際交流、ボランティア、SDGs よりも、多文化共生を選択する若者たちが、ずっと多いんです。

そのことを、山倉さんに、お伝えし、「私達はリアルな外国人労働者の活動する現場を知らないため、是非、日本人の若者たちとの交流の機会を作って頂けると嬉しいです。」とお願いしました!

日本の立場では、労働力不足を補うために外国人労働者の受け入れを積極的に進めている現実があるため、日本人が就きたがらない、ブルーカラーの職種や、劣悪な労働環境で、たくさんの外国人の方が働いているかもしれません。

山倉さんがおっしゃっていたのは「彼らの交流サイトでは、この企業には行きたくないとか、この業種に就きたくないという情報が、よく流れている」と仰っていました。

外国人を雇っている会社は、外国人の立場を考えて、教育したり、コミュニケーションをとっていくことが望ましいと思いますが、それだと採算が合わないため、労働力としてだけ考える会社中心、利益中心の会社が、少なからずあるため、日本に対して嫌な思いをして、日本を去っていく外国人が多いのは残念なことです。

少しでも、彼らに寄り添い、彼らの文化を知ることで分かり合いながら、日本が心温まる居場所となれるように、バリアフリーのツールとして、やさしい日本語を学び、使っていく必要性を感じる時間になりました!