お帰りなさい!Dr.肥沼 「バースデーフェスタ2023 〜桜植樹祭記念〜」開催!

10月8日、雨模様の天候でしたが、無事に、Dr.肥沼バースデーフェスタが、八王子市横山町公園で開催されました!


八王子の偉人、肥沼信次博士の生誕を記念し、博士の偉業を多くの市民に知ってもらうために、毎年、この時期にDr.肥沼バースデーフェスタを開催しています。


肥沼信次博士は、ドイツ ヴリーツェンの町で発疹チフスに苦しむ市民の治療に尽力され、多くのドイツ人の命を救いましたが、自らも感染し37歳の若さで亡くなりました。


私達の団体でも、2017年8月11日に、八王子市・ヴリーツェン市友好交流協定締結記念「冬桜のリーべ〜肥沼 信次物語〜」を北野市民センターで上演しました。


上演された肥沼博士の最期のシーンですが、1946年3月6日、チフスに感染をし、看護師が薬を飲ませようとすると、肥沼医師は「他の患者さんに使ってくれ」と断り続けます。


そして、発症して2日後に「日本の桜が見たい」と言いのこして亡くなるのですが、その時の光景が今でも、思い出されます。


生前に、肥沼博士は、ヴリーツェンの市民に「日本の桜はとても美しく、皆に見せてあげたい」と話していたそうです。


肥沼博士の遺志を受け、市民団体「Dr肥沼の偉業を後世に伝える会」が、桜苗木23本をヴリーツェン市へ寄贈し、今年の6月3日に、現地で植樹祭が行われたそうです。


イベント会場のブースでは、植樹祭の様子を紹介したパネルや、肥沼博士の母校・市立第三小学校の6年生が作った短歌による、肥沼博士へのメッセージが展示されていたり、特製のドクター肥沼ランチが売られていたりと、八王子市出身のドクター肥沼博士が、今でも日独交流の架け橋となり続けていることに、とても感銘を受けました。


イベントの最後に、八王子観光PR特使でいらっしゃる冨永裕輔さんが、自ら作詞、作曲した肥沼信次医師をテーマソング「Life is Waltz」や、八王子の日本遺産について作詞、作曲した「桑都物語 History of Love」を熱唱され、会場のボルテージが一気に上がりました!


そして、ラストは、冨永さんの歌に合わせて、会場のみんなで輪になって踴る「太陽踊り〜新八王子音頭〜」(笑)打ち合わせしたかのように、みんな上手に踊っていました!八王子、凄い!


冨永さんは、6月3日にヴリーツェンで行われた植樹祭にも同行され、そこでも「太陽祭り」をされましたが、国境を超えて、一つになる時間だったようです。


私も誘われるままに、見様見真似で踊りましたが、参加者やスタッフの皆さん、また、肥沼博士の思いに少しでも近づける、思い出深い時間でした!


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