雨にも負けず、釜山 朝鮮通信使祭り

5月5日〜7日までの3日間、釜山で朝鮮通信使祭が開催されました。
通常規模で行うのは4年ぶりだそうです。


あいにく、3日間、雨が降り、メインのイベントである、朝鮮通信使のパレードや野外公演が、ことごとくキャンセルとなったのですが、それでも、夕方16時頃には小雨になり、6日の夕方の公演に参加することが出来ました。


メイン会場は、龍頭山(ヨンドゥサン)公園という場所でした。
釜山で最も有名な山(丘?)で、山の頂上が龍の頭のように見えるので、龍頭山と呼ばれてるようです。


まず目につくのは、高さ120メートルの釜山タワー。そして、李舜臣の巨大な銅像と、市民の鐘という建物です。昔ここは日本人の居留地で、その歴史を語り継ぐ石碑があったりと、日本との深い関係があるため、この場所になったのかなと思いました!


市民の鐘(市民の寄付によって作られた鐘。毎年3月1日の独立運動記念日と大晦日には、鐘の音が街中に響きわたる)の前が、野外公演の会場になっていて、韓国のパフォーマンス団と、日本のパフォーマンス団が、レベルの高い公演をされていて、集まってきた観客の関心を引き付けていました!


私が見たのは、広島阿波踊り紅葉連、ヨーヨーの世界チャンピオン、静岡城内一輪車クラブのダンス(以上 日本チーム)、チマ・チョゴリ ダンスパフォーマンス(韓国チーム)でしたが、会場の熱気のためか、あれほど降っていた雨が、いつの間にか止み、微笑ましい日韓交流の時間を過ごすことができました!


以前から私達の団体と交流のあった、川越唐人揃いの関係者たちとは、釜山朝鮮通信使祭りで合流することを約束していたのですが、6日夕方は会場で会うことができず、7日の最終日は、私がソウルに移動するチケットの関係で、釜山を早く出発してしまい、遂に、会うことが叶いませんでした。


しかし、2019年12月に、「新朝鮮通信使の道を行く〜400年前の平和を探して〜」プロジェクトで、新宿区の高麗博物館や、川越市まで来られた、劇団「シルクロード」の代表 キム ギョンテさん(私の親友)から、釜山朝鮮通信使祭りの最終日である7日午前10時くらいに、「川越唐人揃いの関係者に会えないか?」と突如、カカオで連絡がありました!


私は川越の関係者の連絡先を知らなかったので、「こちらは、かなり雨が降っていいて、朝鮮通信使祭が、どうなるか分かりませんし、川越の方たちにも会える保証は無いですよ」と客観的に伝えたのですが、その後すぐに、彼はテジョン駅に移動してKTXに乗り込み、結局、久しぶりの感激の再会を果たしたそうです!熱いですね!


また、5月7日は、岸田首相が韓国を訪問し、ユン大統領と首脳会談を行い、両国トップによるシャトル外交が12年ぶりに再開された記念すべき日でもありました!


雨にも負けず、やり遂げた釜山朝鮮通信使祭り!
日韓友好に向けて、新たな1ページが刻まれました!