八王子・台湾友好交流協会、3年ぶりに総会開催!

6月29日(水)に八王子・台湾友好交流協会の総会が、 3年ぶりに八王子エルシィ3階の宴会室で行われました。


台湾に渡航しての交流が、八王子・台湾友好交流協会の主な活動だったため、
コロナ禍になってからは、代表黒須 隆一氏の個人的な台湾に関係する活動は、続けて行われていましたが、団体としての活動は休止していたので、総会も出来なかったそうです。


そのため、久しぶりの総会に、どれほど集まるのか、黒須代表も心配されていましたが、
120名以上の出席があり、総会が、盛大に行われました。


来場者の中には、八王子市内にある拓殖大学の関係者も多く参加されていたのですが、
黒須代表が、冒頭に、そのことを紹介され、さらに「拓殖大学創設者は、元内閣総理大臣の桂太郎氏で、実は、台湾協会学校という名前で始まったのです。」と、拓殖大学と台湾との繋がりについて、仰っていました。


総会のゲストとして、台北駐日経済文化代表処代表 謝長廷 駐日大使が参席されました。
謝大使は、
「台湾は、まだ、日本との国交がないため、地方自治体との交流が特に重要だが、
現在、141もの地方自治体が台湾との友好交流協定を締結している。
その中でも、八王子市は2006年に台湾高雄市と友好交流協定を締結し、
地方自治体の中での先導を切ってくれた。」


という話から始められ、
「ロシヤのウクライナ侵攻によって、東アジア一体にも緊張が高まっている。
常識を超えたことが起こりうるということだ。そのことを防ぐには、
はっきりとしたルールを作り、武力による現状変更を断固として認めてはいけない。
今こそ、民主国家が協力をしないといけない。」
と力強く締めくくられました。


さらに、高尾山薬王院住職 佐藤秀仁 貫主が登壇され、高尾山薬王院と台湾との深い経緯について、短く太く話されていました。八王子市が台湾高雄市との友好交流都市になったきっかけが、
高尾山と高雄市で「タカオ」つながりからだったことは知っていましたが、新たな発見でした。


来場者の多くが気になっている、台湾に直接行ける時期ですが、
日本より台湾のコロナに関する水際対策が厳しいため、黒須代表は、「早くても、今年の12月になるのではないか?」と話されていましたが、その後、謝大使から「今年の8月か9月には、台湾に行けるようになるだろう」と予想外の話をされ、参加者の雰囲気がパッと明るくなるのを感じました。


八王子・台湾友好交流協会の今後の予定も立てられていない中で、思い切って開催をした総会だったようですが、長い冬のような時期が終わりを迎え、新たな始まりを予感させる集まりになりました。


私達も、日台交流のオフライン化に向けて、本格的に出発したいと思います!