国連「世界水の日」に向けて~水の重要性について考える!

3月22日は、1993年に国連総会において決議された「世界水の日」で、世界的な観点から、水の大切さについて、世界の人々と一緒に考える日です。


毎月行われている国際カフェが、1日後の3月23日に行われるのにあわせて、私が『世界と日本の水問題について知ろう!』というタイトルで、発表しました。


今回は、台湾、韓国、インドネシア、日本の4カ国から、15名が参加し、初参加の方も4名いました。
発表後に、様々な国や地域の水事情について聞けそうで楽しみでした。


私の発表では、人間の使える水は、全世界水の0.01%しか無いが、今後、世界は人口増加や、温暖化の影響によって、水を巡っての戦争や、自然災害、食糧不足等がさらに深刻化することを、数字化して、リアルに実寒してもらい、それらの世界的な水問題は日本とも密接に関わっていること、また、誰もが水を大事に使う工夫をしないといけないことを強調して伝えました!


特に、以前から話題なっているバーチャルウォーター

(輸入した食料を自国で生産すると想定した時に必要な水の量、例えば、例えば、1kgのトウモロコシを生産するには、1,800リットルの水が必要。また、牛はこうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kgを生産するには、20,000リットルの水が必要。)

について、説明し、日本は世界第二位のバーチャルウォーターの輸入国(一位 アメリカ、二位 日本、三位 ドイツ)だと、どこの国も水問題に密接に関わっていることを話しました。
日本のバーチャルウォーターの輸入量は、年間80兆リットル。なんと、琵琶湖の約3倍の水の量だそうです。


発表後、いくつかのブレイクアウトルームに分かれて、水問題についての話をする時間を持ちましたが、僕は、たまたま、韓国のヤンジンソクさんと同じルームで、韓国の水不足や、過去に関わっていた水ビジネスの会社について話を聞きました。


韓国は日本の隣の国なので、日本と事情が似ていて、直接的な水不足には縁遠いのかと思いましたが、最近でも、韓国南部の光州市や離島で、酷い水不足が起こっていたことや、ヤンさんのが以前、水関連の会社で勤務していたようで、その会社では海水淡水化事業を積極的に行い、中東アジアの国で最大のシェアーを占める程になっていると聞きました。(海水の淡水化設備費は、高額らしいですが、命に繋がる貴重な水には替えられませんよね。)


このように、いくつかに分かれたブレイクアウトルームでは、各国の水状況や、水不足の解決法に関する話で盛り上がっていたようです。


地球の水は限られた量なので、SDGsで叫ばれているように、世界各国の人たちが皆で解決するために、世界的な水の現状を知り、共に解決への努力をしていく必要を改めて実感する時間でした。