文化香る町 金沢!(八田與一技師の故郷)

2月22日、台湾ダムの父 八田與一技師の生誕137周年祭に参加するため、金沢に行ってきました。
北陸に行くのが、今回初めてなのですが、人も親切ですし、自然にも恵まれ、魅力あふれる歴史の詰まった街並みに触れ、金沢だけでなく、北陸まで好きになりました(影響を受けやすいです(笑))


記念行事が、金沢ふるさと館で15時半から行われる予定でしたが、すでに午前8時半には、高速バスでJR金沢駅に到着したので、午前中は、勤勉に金沢市を歩きまわりました。


ちなみにJR金沢駅は、世界で最も美しい駅14選(金沢駅は6位)に国内では、唯一選ばれています。


金沢市は、金沢城、兼六園、21世紀美術館等が隣接し合っているので、気軽に観光ができますし、空襲を全く受けなかった奇跡的な街(石川県は空襲被害の一番少ない都道府県)だったこともあり、情緒漂う歴史ある街並みが、金沢市中心街の至る所に見受けられました。


時間があれば、何ヶ所も回りたいところでしたが、日本100名城の一つ、金沢城に向かいました。
金沢城は、1583年、豊臣秀吉に仕えていた前田 利家が入城し、その後、金沢の街は、加賀100万石の城下町として発展して、江戸、大阪、京都に次ぐ人口規模になったといわれています。


金沢城公園の東側を通っていると、金色の兜をした「前田利家公之像」を見つけたので、丁寧に挨拶して写真撮影をし、そこから石川橋を兼六園側から渡って、前田利家公のつもりになって、金沢城に入城しました(笑)


重要文化財に指定され、白門とも呼ばれている石川門を抜け、その先に三の丸広場が広がっていましたが、その正面に、金沢城のシンポルとも言える、美しく、雄壮な「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」が見えました。その3つの建物は、全部2001年に復元されたものらしいです。


金沢城は、何度も大規模な火災に見舞われ、焼け残った石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫は重要文化財に指定されましたが、焼失してしまった金沢城の歴史的建造物は、次第に復元されて、今の姿になっているようです。


復元が進んでいる理由として、当時を再現できる見取り図等や関連資料が、大量に残っていたことや、金沢城の歴史的価値が高く、金沢市の観光スポットであること等が挙げられますが、やはり、金沢城の復元こそが、金沢市の復興のシンボルだと、金沢市民の皆さんが見ているんじゃないかなと。


そんな歴史のロマンに、少し酔いつつ、金沢城を後にしました!