地球と地域の未来を左右するSDGs✖地域創生

2023年2月19日(日)SDGsについてのワークショップに参加しました。
SDGsには、今までにも、それなりに接してきましたが、大事だということは分かりつつも、そこでの課題が大きすぎるのと、範囲が広すぎて、環境のために良いことをする世界的なプロジェクトのように意識していました。


今回の講師の方は、「SDGs de 地方創生」公認ファシリテーターの横山 泰治さんで、SDGsの本質的な部分に目を向けさせて下さり、動き出すモチベーションを与えてくださいました。
SDGsを日本語に訳すと、【持続可能な開発目標】になりますが、この言葉自体が、とても重々しい言葉です。


『目標と聞くと、「いつまでに、あることを、どこまで達成しないといけない。」と
義務的に感じる人が多いけれども、ゴールという言葉は、希望的な言葉だ』と仰っていました。


SDGsの17のゴールが満場一致で決まった時、拍手が鳴りやまなかったそうです。
そのようにビジョンを与えるものが、SDGsのゴールなのだと。


SDGsに関して、横山さんが、日本やアジアについて話されたことで印象的だったのが
「教育の水準が高いのにジェンダー平等が低いのは、アジアの特徴だ。

下位10か国のうち7か国がアジアだ」と仰っていました。


確かに、日本、韓国でよく聞く言葉に「男らしく」「女らしく」があります。
しかもそれが、当たり前になってしまっていて、気づかなくなっているのが深刻な問題です。


また、SDG11には、日本の仙台の名前が出てくる「仙台防災枠組2015-2030」という国際的に採択された防災枠組みがあると仰っていました。


「仙台防災枠組2015-2030」という国際的に採択された防災枠組みは、日本全国の防災枠組みが基準となったものなので、私たち一人一人の防災に対する姿勢が、世界の防災に影響を与えるのだともおっしゃり、防災に対して心が引き締まる思いでした。


また、SDGsが2030年なのは、MDGs(ミレニアム開発目標)が2000年〜2015年までなので、その続きとして、2030年になったのかと思っていましたが、このまま、2030になってしまうと、やり直す場所がなくなってしまう決定的な年だと聞いて、地球に対する責任を骨身にしみて感じました。


今回のメインイベントであるカードゲームですが、12年間の地方創生プロジェクトに取り組むビジネスゲームで、私達のグループには、行政担当を割り振られ、人口を増やすミッションが任されました(全くついて行けませんでした(^_^;))


他にも、町工場の経営者や、一次産業従事者等の役割があり、行政と市民が協力して、お金と人脈の資源を賢く使い、プロジェクトを進めていきます。まちの状態は「人口」「経済」「環境」「暮らし」の4つに分かれ、この指標の数で最終評価が決められるのです。


行政が人口を増やすための取り組みは、毎年、人口が減ることや、他の3つと違った長期的な目的を達成することなので、とても難しい課題であることが、初めて認識できました。
次回は、このビジネスゲームを、事前学習して参加します(笑)