1月30日、台湾を代表するパラ・パワーリフティング選手 Lin Tsu Hui(バウ)選手とLin Ya Hsuan(シェン)選手に直接お会いして、豊洲にあるららぽーと豊洲で交流の時間を持つことができました。    

今年の1月5日に台北の中華パラリンピック総会を訪れ、表敬訪問した際に、2022年9月23日、八王子市とのパラオンライン交流会でゲストとして登壇されたパラ・パワーリフティング選手 リン(シェン)さんと、会えるかと思って期待して行ったのですが、その時は、その場にいらっしゃいませんでした。


帰国後、中華パラリンピック総会とメールをやり取りする中で、1月29日に行われる、全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会で、リン(シェン)選手が来日することを知るようになり、日本パラ・パワーリフティング連盟の担当者を通じて、試合後の30日に、直接、会えるように調整して頂きました!


30日のスケジュールが、観光とフリー時間になっていて、通訳の福永さんという方と連絡を取ったときに、観光に同行することを勧められたので、私と、通訳者と、9月23日のイベントでの司会者の3人で、台湾パラ・パワーリフティング選手の観光(随行ボランティア1人)ツアーに同行しました!


当日、パラ・パワーリフティングの試合会場となった、築地本願寺の近くのホテルで待ち合わせしました。
台湾からは、リン(シェン)選手一人だけだと思いこんでいたのですが、二人の台湾選手が、同時に車椅子に乗って現れたので、どう挨拶したらいいか、瞬間、躊躇してしまいました(^_^;)


とっさに、以前、オンラインでお会いした方に向かって、「この前、イベントに参加してくださったリン選手ですね。」と声をかけると、もう一人の選手が、「私もリンです!」と話してこられるので、本当に困りました(笑)


二人とも、リンさんなのですが、混同しないように、それぞれ、バウさん、シェンさんと呼ばれているようでした。


東京での観光というと、シェンさんが前回のイベントで、「東京ディズニーランドに行きたいです。」と話していたので、ららぽーと豊洲にショッピングに行くと聞いて、意外でしたが、「観光の時間が限られているので、随行ボランティアと相談した結果、ららぽーとになった。」とのことでした。


ららぽーとは、台湾の台中に初めてオープンする予定らしく、台湾のお二人とも、ららぽーとでのショッピングを本当に楽しみにしていたようで、どこに連れて行ったら喜ぶのか、みんなで、しばらく相談することにしました。


結局、たまたま目についた無印や、薬局という普通のお店でショッピングすることになり、大量に、買い物をしていました(^_^;)
日本では普通に売っているものも、台湾だと4倍の値段(!)がするから、お土産に、とっても良いのだと!


そして、お昼前に、地下の”おぼんdeごはん”という日本食のレストランで、食事をしながら、交流会をしました。


お二人は、台湾を代表する、バラ・パワーリフティング選手で、過去のパラリンピックで、バウ選手は金メダル、シェン選手は銅メダルを取ったことがある程の実力者だと知りました!
他のパラリンピック種目では、台湾が金メダルを取っていないため、パラ・パワーリフティングは、中華パラリンピック総会にとって大事な看板種目ですね!


今回の全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会に参加した、海外からの4人の招待選手のうちの二人が彼女たちなので、それを考えても、その実力を推し量ることができます。


お二人とも、見た目も話す言葉も若々しいのですが、40代を越えていると話していて、驚きました!
若さの秘訣は「運動していることだ。」と。サッカー等の球技に比べて、地味なスポーツなので、専門的にやり続ける次世代の若手が、台湾から、なかなか出てきていないようなのですが、瞬間の3秒で勝負が決まるので、長く選手生活を続けられるそうです。


また、パワーリフティングは、すべてのスポーツの基本が身につくため、他のスポーツを始めても、すぐに応用が利くそうです。
例えば、バウ選手は、やり投げを同時に行っているみたいですし、シェン選手は、射撃で国内大会にも出場していると話していました。


今回の交流は、私達にとっても、貴重で楽しい時間でしたが、バウさん、シェンさんにとっても、とても意味のある時間だったようで「二人で、ショッピングをして、普通に終わるんだろうと思っていましたが、こんな形で、楽しく話すことができて、とても嬉しいです。」と、笑顔で話してくださいました。


さらに「長野さん達が、次回、台湾に行くときには、ぜひ、連絡を下さい。」と次の約束までしてくれました!


おもてなし国際協議会は、日本のパラ関係者との繋がりも作ってきたため、次はパラスポーツ関係者同士や、広くスポーツ関係者同士の日台交流を企画して、バウさん、シェンさんとの再会を待ちたいと思います!