
台湾海外研修 最終回(4日目)中華パラリンピック総会 表敬訪問!会長 Mu. Ming chu 博士に、お会いしました!
中華パラリンピック総会とは、昨年、9月23日に行った、東京2020大会一周年記念「台湾✖️八王子市民パラ オンライン交流会2022」で私達の団体と共同開催をしたため、過程の中でのやり取りをさせてもらったのと、イベント当日には、秘書長 のチョウ ショウセイさん、国際組専員の ショウ ヨウケンさん、そして、パラパワーリフティング選手 リン ヤ シュエンさんが登壇して下さったこともあって、とても親しみを感じていました!
2020年2月2日、東京2020大会に向けて、パラパワーリフティング台湾代表が、八王子市で事前キャンプ協定を結び、市民との交流も期待されていましたが、コロナ禍によって、2021年5月20日に、事前キャンプ中止となってしまったので、いつか、オンラインだとしても、ぜひ中華パラリンピック総会と八王子市民との交流を実現させたいという切実な思いが実って、東京2020大会1年後の2022年9月23日に、「台湾✖️八王子市民パラ オンライン交流会2022」を行うことが出来ました!
八王子市側からは、来賓として、元八王子市長 黒須 隆一氏も登壇され、日台両国、それぞれの立場から、東京2020大会での経緯について、語り合い、共感し合う、感動的な時間でした。
しかし、オンラインはオンラインであって、しばらくすると、その時の感動は薄れ、思い出で終わる可能性が高いのです。
(お互いに直接、会って交流してこそ、本物の関係性が築ける!)と信じて、オンラインイベント後に思いついたのが、今回の台湾海外研修だったのです!
しかし、他のスケジュールは、比較的早めに決まっていくのに、中華パラリンピック総会と、なかなか連絡がつかず、出発直前に、やっとのことで、表敬訪問の許可が出たため、とりあえず中華パラリンピック総会の事務所まで行ってみて、挨拶が少しでも出来たら、それでも充分だと思いながら、現地に向かいました。
台湾中華パラリンピック総会を訪れると、スタッフの方が、最初に事務所を案内してくださり、そこで働いているスタッフの皆さんと挨拶をした後、すぐに、大きな会議室に連れて行って下さいました。
まず、感動したのは、『歓迎 「NPO法人おもてなし国際協議会」中華パラリンピック総会』と書かれて、その下に日本と台湾の国旗が描かれている横断幕が会議室正面の中央上部に掲げられていたことです。
また、さらに感動したのは、私達の訪問を、八王子市の代表として認識して下さり、お時間の無い中、中華パラリンピック総会の会長 ム ミンチュ博士が直接、私達を温かく迎えて下さって、事務的な話し合いではなく、心のこもった対話をして下さったことです。
最初に、ム博士は、中華パラリンピック総会の活動紹介をして下さいました!
「中華パラリンピック総会の活動の1つ目が、一般のパラ選手のサポートだ。
身体に障害があっても、車椅子卓球、車椅子テニス、陸上、ウェイトリフティング、車椅子バスケット、ダンス等、できることがある。
障害者家庭は、どうしても貧しくなってしまう傾向がある。しかし、スポーツで光を放つなら、家庭にも光がさす。
ある家庭の父親が、車椅子卓球の選手だった。試合中ボールが転がって行き、そのポールを子供が拾って、審判ではなく、父親に渡した。
その子にとって、お父さんは「障害のある人」でなく、「かっこいいお父さん」だったのだ。そして会場から拍手が起こった。スポーツは、体を鍛える事だけでなく、希望を生み出し、広げていくことができる。
2つ目が、国家を代表するプロ選手を育てることだ。
彼らが試合に出場して、国家の栄光のために戦うが、そのための経済的な支援に取り組んでいる。
中華パラリンピック総会では、パラスポーツを10〜15種目行っているが、その中でも、柔道、水泳、バドミントン、ビリヤード、車椅子ボーリングが強い。
10月の中国アジア選手権では30歳以下の若い選手を応援したい。」
とおっしゃいました!
次に、私の方から、今までの八王子市でのホストタウン活動(台湾)についての発表をさせて頂いたのですが、ム博士が続けて以下のように話されました。
「八王子は、台湾で、とても有名な地域だ。大学が23もあるのは、すごいことだ。長野さんなら、努力すれば、オリンピック・パラリンピック、また、八王子市のために大きな貢献をすることが出来ると思う!
東京2020大会は、コロナ禍で1年延期となった。どうしていくのかと心配していたが、日本はコロナ禍の中でも、立派にやり遂げた!
ホストタウン活動も、対面では出来なかったが、コロナ禍の中でも交流のきっかけを作り出した。
東京2020大会で様々な困難を克服したので、世界は日本をリスペクトし、感動したのだ。
日本は一丸になり、行って、武士道精神を見せてくれた。
大会後のレガシーが大事だ。政府は政府のやるべきことをやったので、これからは民間ができることを、民間でやっていきましょう!」
会議室での熱い対談の時間が終わった後、ム会長が、再び事務所に連れて行って下さり、スタッフ一人一人を紹介をして下さった後に、現在、活躍中の選手一人一人のポスターを見せながら、分かりやすく説明して下さいました。
また、最後に、記念写真まで一緒に撮って下さり、私達に最後まで、よくして下さり、スタッフの方からも、今後の交流活動についての貴重なアドバイスまで頂きました!
今回の台湾海外研修の核心になる集まりだったので、このように素敵に最後を締めくくれたことに、感謝が溢れ、今までの地道な活動が形になっていく姿に、希望を感じました!
次のホストタウン交流ですが、2023年1月29日に全日本パラパワーリフティング国際招待選手権大会(東京都中央区 築地本願寺)が行われることになっていて、リン選手も参加される予定なので、私達の団体で応援をしに行き、その後、少しでも交流ができればと考えています!