川越唐人揃い(朝鮮通信使)最後のパレード!

2022年11月13日、川越唐人揃いパレードが3年ぶりに行われ、「朝鮮通信使」を中心に、NPO 川越きもの散歩や、埼玉エイサー隊、「よさこい鳴子踊り」と朝鮮民謡「アリラン」をミックスした「よさこいアリラン」を踊る”はなこりあ”、また、埼玉県在住タイ人クラブ、そして、韓国・釜山で舞踊を専攻するブニエル舞踊団等、色鮮やかで、個性溢れた国際仮装行列が行われました!


14時から蓮馨寺で、各団体の公演が行われ、最後のフィナーレでは、全員がエイサーを踊り、まさに、世界が一つとなる時間となりました!


江戸時代に12回に渡って、朝鮮通信使が往来することで、日本と朝鮮との誤解や偏見をなくし、国交の回復だけでなく、多くの人々が先進文化に触れるための貴重な役割を果たしていました。


「争わず互いに助け合った歴史を現代によみがえらせる」ために2005年から行われてきた川越唐人揃いパレードですが、今年が最後のパレードになります。


18回行われてきたパレードですが、終わりの挨拶に立った何人かの来賓の方が、「今回、初めて参加して、唐人揃いパレードの存在について知った。最後だと聞き、とても残念だ。」と、話していたのに、少し驚きました。


実行委員長の小川 満さんが、「今回で川越唐人揃いパレードは最後になるけれども、この精神は残していきたい」と仰っていましたが、そう感じた人たちは、きっと多かったに違いないと思います。


「終わりは、始まりだ」というように、次の世代の人たちに、この平和の灯が受け継がれることを、心から願います!

「川越唐人揃いパレードのフィナーレ」①
「川越唐人揃いパレードのフィナーレ」②
「川越唐人揃いパレードのフィナーレ」③