ウクライナに寄り添う八王子市 そして日本へ!

5月27日に、八王子市学園都市センター イベントホールでウクライナ緊急支援チャリティーコンサート「オクサーナ・ステパニックの歌声」が行われましたが、その後に、八王子市で、どのようにして、ウクライナ支援の輪を、広げるべきかを、イベントの事前スタッフミーティングで話し合いをしました。(5月7日のフェースブックの記事に掲載)


コンサートに参加した方々の感動が冷めないうちに、ウクライナ企画第二弾として、茶話会に近い形で企画できないかと、コンサートの主催者の方から、勧められ、ウクライナの歴史、文化について、楽しく学びながら、互いに交流をする企画として、『第9回グローカルカフェ「もっと知りたいウクライナ」』を開催することになりました。


開催日は、難民の日(6月20日)に近い6月18日(土)に定め、現地参加とオンライン参加のハイブリッド開催で行うことにしました。(ハイブリッド開催は初めての試みです。)


講師となって下さった、中野 絢斗(けんと)さんは、SNSでイベントの趣旨に合うウクライナ関係者を探している中で、出会うようになった方です。

中野さんの記事で、このような内容が目に止まりました。

  「学生時代からずっと、日本とロシア、ウクライナ、ベラルーシなど
   東欧諸国とのより良い未来をめざし、活動をしてきました。

   そんな自分の想いとは裏腹に、大好きな国が大好きな国を侵略し、
   また多くの友人知人が現地で困難な生活を強いられています。

   日本国内においても、僕の大好きな国々がネガティブなイメージで広まり、
   誤った先入観を持たれるようになってしまいました。本当に悲しい限りです。

   どうにか、僕の大好きな国々を、大好きな日常の景色を、
   大好きな方々のその暮らしを、少しでも多くの方々に知ってもらいたい。」


この言葉に感動し、SNSでお声がけしたところ、すぐ承諾して頂き、今回のイベントに繋がりました。


中野さんは、ウクライナの隣国ベラルーシに留学していた大学生時代、ウクライナを何度も訪れていて、戦前のウクライナの自然の美しさ、旧ソ連との複雑な経緯、チェルノブイリ原発事故後に被災地で起こっていること、意外なウクライナと日本との関係について等、まるで、その場所に行っているかのように話してくださいました。


講演を聞いて、ウクライナは、過去、大きな苦難や悲劇を何度も乗り越え、今のウクライナが創られて来たことが分かりました。


同時に、現在の大惨事を思い、ウクライナに一刻も早く平和が訪れることを、願わざるを得ない気持ちになりました。


北野市民センターの現地には17人が参加してくださいましたが、
大学生や若手社会人、また、八王子市民活動初代支援センター長、八王子市市議会議員、八王子国際協会理事長、八王子平和・原爆資料館代表等、多様な方が参加されていました。


講演に対する反応は本当に良く、
「どう、今後、ウクライナに関わっていいか、考えるようになった」「学ぶことが多かった。」
という意見を聞くようになりました。


その後、「ウクライナ支援、私にもできることは?」というテーマで、4人ずつに分かれて座ったテーブルのメンバー通しで、ワークショップを行いました。


その内容は、各テーブルに配られた模造紙に貼られた付箋に書かれているので、そこに出た意見を、これから整理しながら、ウクライナ支援の輪を、八王子市を中心に広げていきたいと思います!