パラスポーツを、魅力を知り、伝えるために!

5月18日 中央大学のCスクエアで、ブラインドサッカー協会の新部さんを、ツナグ〜across2020〜と、おもてなし国際協議会で迎えて、パラリンピック活動の価値や、目的、また、2020年のまでの流れ、私たちの団体で何ができるのか、は直接、関わっている新部さんから聞き、一緒に今後の予定も考える時間を持ちました。


パラスポーツの魅力を3つ挙げてくれましたが、
①社会を変える力がある。
②アスリート自体の魅力
③不可能を可能に変えてくれる心の強さ
でした。


①ですが、同一都市で2回目の開催は、世界初のケースとなる2020年パラリンピックの開催は、目に見えるハード面のバリアフリーと、人々の意識を変える“心のバリアフリー”に繋がる可能性を秘めています。パラリンピックの成功こそが、今後の共生社会を実現に大きな役割を果たすことができる。
②は、オリンピック選手の記録をパラリンピック 選手が、すでに超えていたり、パラリンピック選手が、同時にオリンピック選手を兼任したりすることも起こっている。
(リオ・パラリンピック陸上男子1500メートルの優勝タイムが、リオ五輪の陸上男子1500メートル金メダリストのタイムを上回ったり、イラン人のアーチェリー選手 ザフラ ネマティさんが、車椅子に乗りながら、パラリンピックだけでなく、オリンピックにも参加する等)
③誰でも障害と無関係でないことを気づくようになり、やれば誰でもできるんだという心の強さ、可能性や勇気を人々に伝えることができる。

新部さんは、ブラインドサッカー協会でイベントのサポートや、事務作業以外に、体験型ダイバシティー教育「スポ育」の活動をされていて、視覚を遮断した体験型プログラムを行なっていて、選手と一緒に行うことで、チームワークの大切さ、個性の尊重、コミュニケーションの重要性、チャレンジ精神の熟成、障害者への理解促進、ボランティア精神の育成を自然な形で教えていることを話してくれました。


子供たちは、素直に何でも聞いてくれて、「何で見えないの?」などを素直に聞けるため、障害が有る無いなど、いろんな人がいることを吸収しやすいけれども、成長すると障害者だと意識して壁を作ってしまうと話していましたが、私たちの対象が、主に大学生以上の年齢の方達なので、公共機関や、企業で手がつけられないところに、関わろうとしていることが、分かりました。
「パラリンピックに関連するテレビ放映をもっとすれば、多くの人たちに周知されるのに、なぜ、パラリンピックに力を入れている割に、そうできないんだろう?」という質問も出て、考えさせられました。
実際、パラリンピックに関しては、敷居が高くなってしまっている印象は、集まった参加者で持っていて、「パラリンピックアスリートを呼んだり、体験型イベントをするための金銭的な面や全く知らない球技をする煩雑さが壁になるのではないか、もっと気軽に始められる中で、楽しさを知り、そこから、広げられるのではないか?」という意見がありましたが、新部さんが、道具の作成のヒントだったり、コラボできる大学を教えてくれて、実践できるイメージが湧きました。


また、「ユニバーサル駅伝のように、人々の目につく形で行うと、発進という意味では、室内より効果的ではないか?」という話も福祉関係で働いている方から出て、新たな視点を持つことができました。


今日の集まりで、具体的な話がいくつか挙がりましたが、早く実践したいです。オリンピック パラリンピック以降のレガシーは、誰かが考えてくれる訳ではなく、2020東京大会までの過程の中で、さまざまなチャレンジをしながら、実践した中で浮かぶものではないかと思いました。

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