桑都日本遺産センター 八王子博物館(愛称:はちはく)が、ついに、オープン!

4月29日オープン予定だった「はちはく」ですが、緊急事態宣言の影響で、延期となり、ついに2021年6月12日(土)にオープンしました!

八王子市が都内初の日本遺産認定になったのが、去年の6月19日でしたから、「はちはく」オープン日が、ちょうど八王子市日本遺産認定一周年記念のイベントとなりましたね。

それ以前は、八王子市郷土資料館という名前で、JR八王子駅から1.5キロと離れていて、気軽には行けなかったですし、1967年4月に開館して、53年も経っていた古い建物でした(^_^;)
その八王子市郷土資料館が、2021年3月31日に閉館し、新しい展示場「はちはく」として生まれ変わりました!
 
「はちはく」は、JR八王子駅南口から直結しているサザンスカイタワー八王子3階にあり、超便利な場所です!
また、桑都日本遺産センター 八王子博物館(愛称:はちはく)という名前も、すごく素敵ですよね。

桑都物語とか、桑都日本遺産センターに出てくる桑都という名前ですが、八王子は古くから「桑都」と呼ばれていました。平安時代末に、西行(平安後期の歌人・僧)が八王子を訪れ、

      「淺川を渡れば、富士の雪白く、桑の都に青嵐吹く。」

と短歌を詠んだことが、桑都の名前の由来だそうです。そして、桑都という名前は八王子以外では使われていないので、八王子の代名詞として、使われてきました。

約350平方メートルの八王子博物館内には、テーマ別に展示ゾーンが4つに分かれていて、
「霊気満山 高尾山」、「滝山城と八王子城」、「八王子のまちと人々(八王子宿、千人同心等)」、「桑都と織物」と内容が充実していますし、壁面埋込み型のモニターをタッチすると、過去の八王子の街にタイムスリップしたかのように、テーマ別の写真や、当時の様子が分かる絵がスライド式に現れます。

スタッフの方も、近くにいらっしゃって、丁寧に説明してくださいました。八王子織物と多摩織物の違いを知りたい、と思ってお聞きしたところ、多摩織物は、様々な八王子織物の一つであって、全く同じものではないと教えてもらいました。

また、以前の八王子市郷土資料館の館内では撮影が禁止でしたが、なんと、八王子博物館は、館内の撮影が自由にでき、SNSなどにどんどん投稿して大丈夫なんです。
とても、先進的な施設ですよね!

八王子市内の方はもちろん、全国や、世界の方にも紹介したい「はちはく」です。特に、八王子市の皆さんは、早く、いらっしゃって下さいね!

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館人数の制限があるのと、開館時間も10:00〜17:00に短縮されていますので、ご注意ください。