1万人が繋ぐ、121日間の聖火リレー、遂にスタート!

2021年3月25日、様々な困難を越えて、聖火リレーがついにスタートしました!


オリンピックの象徴である聖火リレーですが、去年、出発直前で中止となり、それから1年という歳月が、あっという間に過ぎ去りました。


聖火リレー出発式当日は、新型コロナウイルス対策のため、無観客で行われ、沿道での観客も、まばらで、当初、計画されていたものとは、全く違った形になりましたが、安心安全を考慮した上で、最善を尽くした結果ですし、平和、団結、友愛の祈りを込めた聖火が、121日間の期間に、いくつものストーリーを残してくれることでしょう!


現在、アジア周辺を見渡しても、日韓問題、北朝鮮ミサイル問題、香港、ミャンマー問題、台湾、中国問題など、コロナ禍にあっても、深刻になるばかりで、解決の兆しが、見えません。


国内も自殺者が増加し、様々な活動の自粛ムードで、沈鬱な空気が漂っています。


このような状況の中で、オリンピック・パラリンピックを、お祭り騒ぎのように、冷めた目で見る人たちが多いのは、仕方ないと思います。


しかし、密を避けながら、簡素で盛り上がりの欠ける史上最も難しい大会になっても、世界から繋がったオリンピックのバトンを、責任を持って受け継ぎ、平和と希望に満ちた大会のために最善を尽くしてこそ、オリンピック・パラリンピックの真の価値をレガシーとして残せるのではないかと思います。


オリンピックの目指すスポーツを通しての平和ですが、平和とは、平和な環境の中で叫んでも、多くの人たちに、平和のメッセージを深く届けることは難しいです。


平和とは、それと程遠い環境の中で、平和を育み、平和のために戦って成していくものであって、命を懸けたPeace Makerが必要なのです。


東京2020大会VISION「スポーツは未来と世界を変える力がある」という言葉ですが、今こそ真価が問われています。


現在の日本は、たとえ、コロナが奇跡的に、早く終息しても、少子高齢化や、人口減少社会等、様々な問題を抱え、何か大きな変化を起こさないといけないのは、確実です。


2020+1の大会に、オリンピック・パラリンピックの意味と価値を多くの人に知ってもらい、自分事として、東京2020大会に関わる人を一人でも増やすことが、平和な社会の礎となり、日本と世界の未来を変えていくレガシーになることを信じて、市民の一人として、東京2020大会に関わっていきたいと思います。

東京オリンピックサイト(外部リンク)

https://tokyo2020.org/en/news/videos/the-history-of-the-olympic-flame-90-seconds-of-the-olympics