一分ニュースで思いを伝える!
後藤健二さん、6周忌を迎えて

大阪の桜人企画主催で、オンラインイベント「インディゴニュース」というイベントに参加しました。


桜人企画の関係者が作成した一分ニュースを7本見た後に、ニュースを見た感想をシェアし身近なこと、過去の事件など、自分発信してみたいと思っている人達の背中を押してくれる新鮮な時間でした。


この企画は、もともと、桜人企画の代表の方と親交があり、2015年1月30日に亡くなったジャーナリスト後藤健二さんの伝えたかったことを、演劇などで表現していたとのことなのですが、今年からは、それまでに参加された方たちによる、思い思いの1分ニュースを作ってみようという方向に転換したようです。


後藤健二さんは、東日本大震災後の時期から、お付き合いがあり、話した時間は短かったのですが、その当時の言葉で、今でも、はっきりと覚えているのが、「海外に行って国際支援活動をするのも大事だが、日本国内で、海外の逼迫した情勢(紛争地や、被災地域等)を伝えて、日本国内の力を集めることは、本当に大事だと思う。」と仰ってくれた言葉で、見ず知らずの私達に対して、当時、大阪で行っていた世界擬似体験演劇を高く評価してくれました。(専門家の方に、そんなに褒めていただいたのは初めてでした。)


また、マスコミに取り上げられやすい戦場の悲惨さを伝えるより、その周辺地域で、危険に晒されている子供や、難民達の中に入って、彼らを励まし、声なき声を撮影して、何とかして彼らの思いを知ってもらおうとしていた姿が思い出されます。


今回1分ニュースを作った方々の中で、お手本のような作品を作った人もいますが、初めて挑戦した人もいました。身近な日常用品を宣伝していた人もいましたが、1995年の神戸大震災や、ジェノサイドのあったアフリカのルワンダの今について伝えている作品もありました。


伝えたいことを探し、それを一分ニュースにすることは、何だとしても難しいことだと思います。


でも、そのように一歩踏み出しながら、自分が本当に伝えたいことって、実は何なんだろうと考え直す機会にもなるはずですよね。


後藤さんが、自分の伝えたいものを探すために、紆余曲折があったことを垣間見れる桜人企画の演劇「イマジナリーライン(越えてはいけない一線)」を以前、見たことがありますが、私も自分にとって何を伝えるのが、生涯のミッションなのか分かっていくためにも、短いニュースを動画で作ってみようという、決心をするようになりました。


主催してくださったみなさん、

お疲れ様でした。


来年も開催して下さいね!