一生の思い出に残る昭和記念公園での写真撮影会

山梨で写真家として活動されている、ただの武士さんが、フェースブックで、昭和記念公園での写真撮影会の参加者を募集していたのが、私の目に飛び込んできました。団体のプロフィール写真を撮影する機会をずっと探していたため、瞬間の貴重な機会だと思い、すぐに応募しました。

立川市の昭和記念公園は、八王子から比較的近いため、何度も足を運んだ場所ですが、公園の入り口付近で行われたイベントに参加したり、ぶらっと公園の一部を散歩する程度で、昭和記念公園を詳しく調べたり、景色の美しい有料ゾーンに入ったことは、ありませんでした。


昭和記念公園は、米軍基地である立川飛行場があった場所で、1977年に基地が全面的に返還されてから、1979年に国有財産中央審議会で、基地跡地を、大規模公園と広域防災基地として利用する計画が決まり、この計画に従って昭和記念公園の建設が進められたそうです。


そして、1983年10月昭和天皇を迎えて、第一次開園式を行い、徐々に整備されながら現在のようになりました。


それを分かってみると、今までのイメージしていた、近くにある広くて景色の良い公園とは違った、まさに平和を象徴する公園だったのだなと感慨深くなります。(撮影に行った日は、ちょうど終戦記念日の8月15日でした。)


今回は、写真撮影のためにプロの写真家の方も、わざわざ山梨から来て下さることになっていたので、昭和記念公園の魅力である美しい花畑、広大な広場、日本庭園など、一番、環境の良い場所で撮ってもらおうと、事前にネットで調べてから、当日、昭和記念公園の西立川口で写真家、ただの 武志さんと待ち合わせて、午前10時過ぎに、一緒に有料のゾーンに入園しました。


自分が予想していたより、ずっと広い場所(東京ドーム35個分‼️)で、家族連れや、写真撮影の人たちで賑わっていました。


予定通りには回れませんでしたが、一面に咲き誇る、ひまわり畑と、広大な「みんなの原っぱ」で、午前の時間を使って、十分に撮影をすることができました!


その日、武志さんの写真撮影の予約が、私だけしか入っていないこともあって、何と300枚近く撮影してもらいました!


過去、自分の個人写真ですが、それなりの回数は、撮ったことがありました。ただ気に入った写真が、ほとんどありません。写真写りが、良くない(緊張して顔が固まる。シャッターを撮る前に、目を細くしてしまう等)のは、自覚していて、特別な期待はしていなかったのですが、プロの写真家の撮った写真、本当に輝きが違います。


背景の花の一つでも蕾のままの花があると、それを工夫して外して撮ったり、花の向きと、撮影してもらっている自分の向きを、同じく合わせるようにしたり、体の姿勢を細かく指導してくれたり等して、撮影する相手の輝きを、出来るだけ写真の一枚に収められるように、あらゆる神経を使ってくれているのが、伝わってきました。


午前中を使って数カ所で撮影して下さったのですが、こんなに写真を撮ってもらえたことは、生涯で初めてのことだったこともあり、まるでモデルにでもなった気分で、あっという間に時間が過ぎ去って行きました。

後になって、具体的に残るものは映像や、写真ですが、写真には、一枚の空間の中に、その当時のいろんなことを、思い出させてくれるメッセージ力があります。


今回、武志さんに、素敵に撮って下さったからゆえに感じることなのですが、世界的なコロナ感染に多くの人たちが喘いでいる、この暗い時にあって、もがきながらも、感謝して喜んで日々を生きていたことを証明するかのように、終戦記念日の8月15日に、写真家の方に個人写真を撮ってもらった一枚一枚のことは、一生、忘れない宝となることでしょう!


写真家の ただの武志さん!

暑い天候の中でしたが、思い出に残る写真撮影の時間を過ごさせて下さって、ありがとうございました!