玉城 ちはるさん、 多文化共生を生きる!

2019年6月19日、法政大学市ヶ谷キャンパスで、「アーティストと社会貢献」という庄野 真代さん(歌手 大学講師)の授業で、ゲストとして玉城ちはるさんが、多文化共生に関する講演をされました。去年の2月12日に、グローカルフェスタ 日台友好ニューイヤーコンサートを台湾大学の学生たちを招待して行いましたが、その時のスペシャルゲストとして、歌を歌って下さり、パネルディスカッションに登壇して下さいましたのですが、その時からやり取りをさせてもらう中で、今回の法政大学の公開講座に招待して頂きました。

過去、玉城さんが10年で36人の留学生と共同生活をしながらのホストマザーをされた経験を通して、日韓中の子たちの異文化の壁を乗り越える過程の努力、アイデアを話してくださいました。


中国の子が毎回、玉城さんの真心で作った食事を残して、ついに怒って、きつい言葉を放ってしまった話は、とても印象的でした。残すくらい、たくさん食べられたという感謝の思いだったと、後で知るようになったと話されていましたが、玉城さん、さぞかし、びっくりしたことでしょう‼️


36人の留学生を育てようと思って、育てたというよりは、彼らとの交流を通して、玉城さんが、大きな衝撃を受け、新たな発見をし、それが長年の活動に繋がり、最終的に、若者力大賞、ユースリーダー賞を受賞できたのだと思います。「大きな感動、衝撃を受けた者が、大きなことをする。」という言葉があるように、大きな感動を受けるための鋭利な感覚が、鈍くならないよう、日常の訓練が必要だと思いました。
こじれた関係を取り戻すための、具体的なアイデア「優しさ貯金ゲーム」は、とてもステキな取り組みでした。手を繋いでいる時には、相手を悪くいうことができない。


相手の良い部分と、直して欲しい部分を1つずつ、素直に互いに伝え合い、最後に「ありがとう、ごめんなさい、大好きです。」と話すシンプルなゲームでしたが、小さなところから、多文化共生を始められるのを感じました。


僕も、挑戦しようとしましたが、横の席の人は、一番端っこに座っているし、誰も知り合いがいない法政大学で、いきなり、知らない遠くに座っている人に、声をかけるのが、できなくて、そのまま、周りの人たちの光景を見て終わりましたが、次回は必ず、やります(笑)
多文化共生社会について、玉城さんは、一般的な外国人との共生だけでなく、家庭環境に何らかの問題がある家族、三障害と言われる障害者の方たち、在留外国人の3つのカテゴリーの方達との共生を考えられていて、それぞれが、違った価値観、文化を持っている人として、歩み寄る努力をしないといけないと話されていました。
玉城さんの活動が、いろんな分野に及んでいるため、「何が結局したいの?」と言われることも、多かったようですが、その集大成として、7月27日に広島で、おいしい餃子を食べながら、障害者の方たちと外国人が集まれるノイエ フェスタを行う予定です。東京でも、是非、開催して欲しいです。

いまを生きる画像


最初は、学生たちの雑談がうるさくて、玉城さんの話が聞き取りにくいくらいだったのですが、実践した中で分かって行った話しをされていて、また、本当に伝えたい思いが溢れていて、さらに、全員参加型の授業であったため、いつのまにか、学生たちは集中して、頷いて聞いていました!


多文化共生をただ語るのでなく、多文化共生を生きている姿が、美しく輝いている、素晴らしい授業でした!