全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」が、八王子市で開催

(チャイニーズ・タイペイのパラ・パワーリフティング選手の事前キャンプを、八王子市で受け入れる協定を締結)


  1月下旬に、八王子市オリンピック・パラリンピック推進室から、連絡があり、「日本工学院八王子専門学校で、2月1日、2日に開催される全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会中に、台湾が新たに八王子市のホストタウンとなる調印式が行われそうだ。」と、教えて頂きました。


 2018年から、おもてなし国際協議会では、台湾との文化交流が始まり、そのこともあって、以前から、八王子市のホストタウンが台湾にならないか、八王子市のオリパラ推進室に、相談をしに行っていたので、八王子市のホストタウンが台湾になると聞いて、2020東京大会までは、あまり時間が残っていませんが、とても嬉しかったです。


 確認してみると、ホストタウンの調印式は、二ヶ月後の4月予定で、2月2日は、台湾のパラ・パワーリフティング選手の事前キャンプを、八王子市の日本工学院八王子専門学校で受け入れる協定を締結するとのことでした。


 八王子市は、アメリカ合衆国とは、2019年4月26日にホストタウンの協定を締結していたので、台湾は、八王子市にとって、2番目のホストタウンになります。八王子市とアメリカとの関係で、過去に、特別な繋がりは無かったように思いますが、八王子市と台湾の高雄市は、2006年に、海外友好交流都市となってから、現在の台湾観光協会会長や、総統府秘書長も、八王子市に来られ、逆に、前八王子市長の黒須 隆一さんは、高雄市との文化交流を続けて、盛んに行うことで、その功績が評価されて、高雄市名誉市民に選ばれるなど、八王子市と台湾との繋がりは、他の海外の地域や、国とは比較にならないほどです。


 また、去年から2年連続で、パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会の開催会場となっている日本工学院八王子専門学校は、黒須 隆一 八王子前市長が理事長である大学校で、そのこともあって、学校関係者の多くが、八王子・台湾友好交流協会の会員なので、日本工学院八王子専門学校が、台湾のパラ選手の事前キャンプ地になりやすかったのだと思います。


 私は、パラ・パワーリフティングには、今まで全く接することがなかったので、それまでは、特に関心は無かったのですが、東京2020大会で、八王子市が、台湾のキャンプ地となる記念すべき大会ですし、オリンピック・パラリンピック選考にも関連する、世界的な大会が八王子市で行われることにも心が惹かれ、2月1日の午後の部の競技を一人で見に行きました。


 まず最初に、八王子市の、ある高校の和太鼓サークルによるパフォーマンスがあり、その後に、女性の部の重量別の競技を観覧しましたが、思っているより、はるかに面白く、手に汗を握るエキサイティングな時間でした。


 パラ・パワーリフティングの選手についても、ルールについても、全く知らないで、観覧しに来たので、少し不安だったのですが、二人のパラ・パワーリフティングの専門家が、BGMに乗った軽快なテンポで、実況中継して下さり、競技の特性やルール、選手一人一人の背景、注目すべき選手など、競技を行う選手達に迷惑にならない程度に、楽しく話してくれたのが、とても良かったです。また、選手たちの競技中の表情が、臨場感、溢れるように、中央の大画面に移り出され、バーベルを上げている選手を、会場のあちこちから、「上げろ」「もう少し頑張れ」と歓声を上げながら、応援していたのに感動し、私も、思わず、声を出して選手の応援をしていました。


 国籍や、年齢、障害の重度を問わず、選手一人一人を応援している会場の雰囲気に、スポーツのあるべき姿を見ることができ、この一回のイベントに参加することで、一気に、パラ・パワーリフティングが好きになりました!


 是非、多くの八王子市民の方々に、パラ・パワーリフティングの魅力と、台湾のホストタウンについて、お伝えし、2020東京大会を、感動的な大会に作っていきたいと思っています。