シティ キャスト(都市ボランティア)の共通研修に参加しました!    

2月17日に、国立オリンピック記念青少年総合センターのセンター棟で、行われた共通研修でしたが、去年、7月17日の面接以来の集まりになりました。
国立オリンピック記念青年総合センターですが、1964年東京オリンピック当時は選手村だったそうです。

現在の国立オリンピック記念青少年総合センターは、1991年に建て替えられ、全く違う建物になっているのですが、自然の環境等から、その当時の面影が感じられます。

約150人ほど、シティーキャストの研修を受けに来ていましたが、世代や地域を越えて集まって来た大勢の参加者が、東京2020大会を一緒に作っていくワンチームだと思うと、とてもワクワクしてきました。

早速、出てこられたファシリテーターの方が、「We are 」と叫ぶと、参加者が「city cast」とレスポンスするなど、研修が和やかな雰囲気で、スタートしました。

その後、オリパラについての総合的な話をしてくださいました。今までも、何度か講演に参加し、オリパラについて、ある程度、知っているつもりでしたが、違う方から聞くと、また違った気づきがありました。

今回の大会ビジョンは、「スポーツには世界と未来を変える力がある。」です。

その下にある3つの基本コンセプトが、「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」だという区別も改めて、分かりましたし、「全員が自己ベスト」については、選手が最高のパフォーマンスを発揮することだとは、分かっていましたが、「ボランティアを含むすべての日本人が、世界の人々を最高のおもてなしで歓迎する。」というところまで、含まれていると新たに知り、「おもてなし」について、おもてなし国際協議会として、より深く研究する必要性を感じました。

また、スタッフコンセプトは、「私は輝く」で、「一生に一度しかない、機会を掴んだ活動を通じて、楽しく輝くことが、自分を変え、世界を変えることに繋がるのだ」と。

素敵な、歌にもなりそうなフレーズです!

続けて、1部のファシリテーターの方が、「オリンピック・パラリンピックの歴史と意義」や、「ダイバーシティ&インクルージョン」について、説明をしてくださった後、ユニバーサル イベント協会の方が、多様な方々へのサポートをする上での姿勢や、実践について、教えてくださいました。

私の場合、障害者の方や、外国の方を見かけても、接し方が分からず、困っているかどうかに、気づこうとしてなかったことが多かったと思います。


一方、欧米諸国の人々は、彼らと、実に自然に接し、彼らも、一人の個性体として、自由に伸び伸びと生活している姿を、何度も周りの人たちから聞かされていて、とても羨ましく思いもしましたが、ボランティア文化の成熟度の差だと、半ば諦めていました。

しかし、今回の機会を通して、まずは自分が変化するところから始まり、周りが変化して、ボランティア文化の根付いた夢のような世界に日本が変われると本気で思っています。


2部の講義の途中で、講師の方が、前に出て、障害者のサポートをする場面を実演してくれる二人を探していたので、勢いよく手をあげたら、結局、前に出てくるように呼ばれました。前に出た二人のうち、自分が車椅子に乗っている役割で、もう一人が、低い段差のあるところを、サポートして車椅子を段の上に上げる役割をしました。全く新しい視点と新しい感覚の体験だったため、少しでも、障害者の気持ちが分かった気持ちになりましたし、イベント後にも、車椅子を触ったり動かしてみながら、車椅子に対して、親近感すら覚えるようになりました。

今後の、おもてなし国際協議会の活動に、必ず活かしたいです。
研修終了後、一人でセンター棟のコミュニティールームに行き、展示されてあるシティーキャストのユニフォームを、まじまじと見てしまいましたが、いよいよ、大会が近づいてきたのを実感しています。

次は、3月に大会中の配属場所の通知があるので、楽しみにしています!