はちおうじユニバーサル駅伝実行委員発足!

2019年4月から、大田区で行われている、おおたユニバーサル駅伝を、八王子でもやろうと、八王子市の浅井 奈美子さんが提案してくださって、始まった、はちおうじユニバーサル駅伝の集まりですが、長い過程を経て、ついに、12月5日に「はちおうじユニバーサル駅伝〜たすきでつなごう〜」実行委員会として、正式に発足することになりました!

八王子にするか、はちおうじにするか?想いにするか、たすきにするか、熱く話し合われましたが、柔らかい響きの「はちおうじ」、また、駅伝につながる「たすき」の持つ意味を共有し、参加者全員が納得して、実行委員会の名前が誕生した瞬間でした!

障害のある人とない人、多様な国籍、多様な世代などがチームを組んで、たすきを繋ぐユニバーサル駅伝は、八王子市民が、一人一人の違いを認め合い、支え合うなとの価値を肌感覚で学ぶことことができる市民文化を創り出すことにつながることを期待して、いくつかの団体、個人の方が集まって、今年4月に準備委員会がスタートしました。
はちおうじユニバーサル駅伝準備委員会の大部分の方は、福祉関係に携わっている団体の関係者の方たちなのですが、私たち、NPO法人 おもてなし国際協議会だけは、多文化共生を目指しているのと、大学生のメンバーが多いという面で、違った個性で関わることができているのが、準備委員会での、特徴にになっている気がしていました。

一番、今回の困難な点が、ふさわしい会場を見つけることでした。八王子市は、広大な面積があるため、公園や、競技場、大学、その他の学校に必ず、ユニバーサル駅伝を行うのに、ピッタリの場所がどこかには、あると確信していましたが、車椅子などを使われる障害者が多く参加されるため、障害者用のトイレが備えられているか?車椅子でも走りやすい平らな場所か?安全は確保できるのか?駐車場は確保できるか?交通の便がいいか?などいくつかの必須項目をクリアーできる場所が、いくら探しても、探せませんでした。

おもてなし国際協議会としては、大学に、アプローチし、大学に実際に足を運んで、大学関係者とも、やり取りをしたのですが、大学では、地域との連携、共生社会の実現を語ってはいるものの、いざ、そのための企画を提案して、様々な問題が見えてくると、それ以上、進展させようとは考えてくれませんでした。
問題は、大きな課題であればあるほど、存在するのが当たり前ですし、それを解決して行くところに、新しい変化が起こるのに、少し残念でした。
場所が見つからないと、日程も、予算も決まりません。行き詰まって、最後に、再考したのが、最初、開催場所を考えた時に、最有力候補地であった、現在、工事中の富士森陸上競技場でした。

ここは、バリアフリーな競技場として、3月頃にオープンする予定なのですが、当初、東京オリンピック パラリンピックの開催前に行おうとしていたため、抽選が2020年の2月に行われることになっていて、そこからでは日程的に間に合わない、さらに、多くの団体によって、週末は押さえられるだろうから、開催候補から外れていました。ところが、日程が結局決まらないため、12月5日「はちおうじユニバーサル駅伝〜たすきでつなぐ〜」実行委員会が発足した日に、開催日を、2020年の4月、5月から、2020年の年内に切り替えたため、再び開催候補地として復活しました。

翌日、12月6日の午前9時にダメ元で、浅井さん等と、八王子陸上競技協会の関係者に相談しに行ったところ、イベントの趣旨を理解していただき(駅伝という名前が付いていたため、一般の駅伝のイメージを持たれていた)様々な具体的なアドバイスを頂き、開催できそうな日程も教えて頂きました!
八王子では、このような陸上競技場を使う大規模な、バリアフリーのイベントは、八王子市として、やってこなかったので、是非、市の関係者も取り込んで、進めてもらいたいと、同じ実行委員会の方のようにはちおうじユニバーサル駅伝の開催を喜んでくださいました。

まだ、決定したわけではないですが、最後まで、やってみると、最後に答えが出てくるのを、実感しました!2020東京大会の後に行われることで、むしろ、多文化共生のレガシーを残すイベントになれる、そんな期待で胸が熱くなりました!