困ったときの友が 真の友
A friend in need is a friend indeed

困ったときの友が 真の友

A friend in need is a friend indeed

6月13日NPO法人 八王子台湾友好交流協会の総会が行われましたが、代表の黒須 隆一理事長を通して、おもてなし国際協議会から3名参加させて頂くことになりました。八王子市に同じように、台湾との交流を志す方々がいること自体に、とても感動しました。現地には150名ほどの参加者で、長い経緯を持った方々だということが見て感じ取ることができました。

メインゲストとして、駐日台湾大使の 謝長廷氏が、壇上に立たれ流暢な日本語で、『善の循環』というタイトルで講演して下さいました。

謝大使は、台湾高雄市の市長、民進党党首 行政院長(首相)を歴任しておられ、その上で 元 首相の方が駐日大使をされる訳ですから、台湾がいかに日本に力を入れているか、分かる人事だと言わざるを得ません。

善の定義ですが、『困っているときに助けることであり、特に、日本と台湾は同じ島国ということもあって震災の被害が多い、そういう困ったときに、すぐに助け合う関係を結んできた』と仰っていました。アジアで見たときに隣の国と仲がいいというケースは、あまり見受けられません。その中に会って、ひときわ、台湾と日本の関係は高い水準の交流を続けていて、『今後も、アジア、世界の模範的な関係を作っていきたい』と締めくくっていました。

もともと謝大使は京都大学出身で、そこで自由な社会を作る考えを学んだようで、京都大学での留学体験がなければ、政治家の道を歩まなかったようです。台湾人の日本に対する思いや関係作りは、涙ぐましいものを感じます。しかし、日本は、そこまでの思いで接しているだろうかと考えると、心苦しいものがあります。

昨日も大阪北部地震があったとき、早速、台湾の蔡英文 総統が『できる限り支援する用意がある』と日本語でお見舞いのツイートをされました。

日本は、経済大国ではありますが、台湾の姿勢に学び、台湾をはじめとする世界の問題に対して、すぐに反応できる愛に満ちた心を養っていきたいと思います。