「やさしい日本語」に挑戦する 多摩六都科学館!

「やさしい日本語」について知るようになって、1年半ほどになるのですが、去年の12月5日、「国際分野で活動する団体と外国にルーツを持つ市民の交流会」の後半の時間で、やさしい日本語を八王子市で広げる活動をしている宮武茜さんから、イベント後に、やさしい日本語認定講師養成講座を紹介してもらい、早速、受講の申請をしました。

講座自体は1月23日から開始するのですが、1月11日に、やさしい日本語認定講師養成講座を担当している吉開章さんと、オンラインの面談をして頂きました。

私が八王子市で多文化共生に関わる活動していることを吉開さんにお伝えした後に、吉開さんが「八王子市って多摩地域ですよね?やさしい日本語に力を入れている多摩六都科学館は、八王子市に近いんじゃないですか?」と仰っていました。

多摩六都科学館では、やさしい日本語が使われていると、イベント用のビラで見たことはありましたが、多摩地域とは言え、東京都のどの辺りなのか、全く想像がつきませんでした。

多摩六都科学館は、5つの 市(小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市)が協力して作った、世界最大級(直径27.5m)のプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」と5つの展示室を持つ参加体験型の科学館です。

吉開さんから、多摩六都科学館について、お聞きしてから、多摩六都科学館は、どんな科学館なのか、やさしい日本語をどのように使っているのか、とても知りたくなって、1月13日に一人で現地に行ってみました!

JR八王子駅からだと、八高線で、JR拝原駅まで行き、西武鉄道に乗り換えて、花小金井駅で下車し、徒歩で12分くらいの場所にあります。

JR八王子駅から、1時間15分ほどで到着しましたが、入館時間が16時までだと途中で気づき、花小金井駅から、走って向かい、ぎりぎり、間に合いました(^_^;)。

入館券は大人520円、4歳から高校生までの子ども210円です。

入り口で、係の人から、やさしい日本語で書かれたパンフレットを受け取り、それを見ながら、5つの展示室(展示室1 「チャレンジの部屋」、展示室2「からだの部屋」、展示室3「しくみの部屋」、展示室4「自然の部屋」、展示室5「 地球の部屋」)を回りました。

特に宇宙の不思議を体験できる展示室1「チャレンジの部屋」では、「ムーンウォーカー」に乗って、月の重力(地球の6分の1)の体験ができたり、その隣には、火星の表面模型があって、太陽系最大の山、オリンポス山(25000メートル)や、水が存在していたであろう跡等をリアルに見ることが出来たりと、宇宙の魅力を短い時間で、満喫できました。

展示物の説明文は、半分ほどが、やさしい日本語になっていて、説明文が短く、大きい文字になっていたため、科学についての知識がなくても、自然と親しみやすさを感じることができました

今後、更にやさしい日本語にしていく計画だそうです。

多くの市民に多摩六都科学館の存在を知ってほしい関係者にとって、やさしい日本語は、外国人だけでなく、障害のある方や、子供、高齢者の立場に立った言葉なので、ちょうど、ニーズに合ったのだと思いますし、やさしい日本語と科学館という組み合わせが、他の地域にはない、大変、ユニークなものであるため、全国的に紹介されているのでしょう!

八王子市でも、桑都日本遺産センター八王子博物館「はちはく」の展示物や、8月上旬に行われている平和展等は、八王子市民だけでなく、国内外の外国人の方にも知ってほしいと考えているので、やさしい日本語を取り入れることを、提案してみたいなとも思うようになりました!

やっぱり、聞いただけよりも、直接、見に行くと、次のアクションに繋げやすいですね!