多文化共生の街づくりに向けてスタート(日野市多文化共生推進委員会の会議に参加して)

去年まで八王子市での市民団体を中心に、交流はあったのですが、NPO法人おもてなし国際協議会が、10代〜40代のコアメンバーで構成している比較的新しい団体であるため、自分たちの意見も反映してもらえる、多文化共生に実績のある活動団体をさがしていました。
一度、ある市での多文化共生の活動について、お聞きしたところ、「〇〇市は、多文化共生が、どこの市よりも進んでいる。こんなに立派な多文化共生の資料を、何年も前に作ってきた。また、多文化共生のチェック項目があり、定期的に審査している。」と話されていて、何か違和感を感じていました。
社会的少数者に対して、目に見えた偏見などはなくても、まだ十分な理解が成されていないことも多いため、統計を集めて、客観的にチェックできる問題でないことは明らかだからです。
以前から、多文化共生のイベントを積極的に行なっていて、一度、イベントにも参加させてもらった日野市国際協会に、多文化共生推進委員会という部署があり、その集まりが、4月27日の13時〜行われることを聞いて参加させてもらいました。


日野市多文化共生推進委員会は、比較的、最近できた部署だとのことで12名くらいの方が集まっていました。
去年の反省も含めた活動予定や、団体の方向性を検討から、議論されていました。
多文化共生の範囲は広いですが、
①多文化共生の地域づくり
②外国人生活支援
③コミュニケーション支援
の3つが柱になるとのことでした。

日野市は、多文化共生という名前もまだ、浸透していない地域であることもあって、特に、①多文化共生の地域づくりに力を入れると重要事項に書かれていましたが、②③も、同じように強調すべきだという話も挙がって、最終的に①②③の全てを入れることになりました。
②③は、ちなみに、以下のようなカテゴリーで記載されていました。
1 防災 減災
2 医療 保険
3 平時の情報提供
4 生活相談
5 子供の教育
6 その他

また資料に書かれている、外国人という単語が、外国にルーツを持つ人たちという単語に置き換えるのが、ふさわしいのかという話もされていて、外国人という単語に関しても考える機会になりました。
今年の予定が、最終的に決まって行く集まりでしたので、特に、おもてなし国際協議会として、関われることがあるわけではなかったですが、
多文化共生を実際に進めて行く過程の中で、関われたことは、とても勉強になりました。
何よりも、日野市多文化共生推進委員会の方々も、足りない部分を認めて共に作っていこうという姿勢が、とても、印象的でした。
すでに新宿区で行われているように、実際の当事者である外国人と一緒に本質的な、多文化共生に関しての会議をするのが、1つの目標なのですが、それに向けて、ヒントになることが、いくつもあったので、また続けて日野市国際協会と関わっていけたらと思います。

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