2019年「71日的台湾的白百合」台湾全国巡回上演の現地参加

3月20日〜23日、台湾の4大学、成功大学、東海大学、清華大学、台湾大学で上演された、さくら企画による演劇「台湾的71日的白百合」公演は、多くの人たちの記憶に残るものとなりました。


去年は4月7日に台湾大学、8月31日に八王子市で上演されて、静かに始まったものが、今年、規模も質も生まれ変わって、上演されたため、何度見ても、違った気づきを与えてくれました。


私は21日の東海大学と、23日の台湾大学の公演に参加しました。
東海大学は、4つの大学で唯一、私立大学で台中に位置する、ミッション系の大学で広大な自然に囲まれた素敵な大学でした。


台湾の民主化運動家 鄭南榕さんの演劇を日本人がするため、きっと、日本語学科の学生達や、日本人の留学生がよびかけやすいだろうと思い、今回、通訳をしてくれた、東海大学日本語科卒業し、現在、台北の小学校の教員をされている趙さんが東海大学の日本語学科だったのもあって、彼女を通じて、日本語学科の工藤先生など、日本語関係の3人の先生達に、公演前日、今回の演劇の案内をさせてもらいました。


しかし、意外と今回のイベントについて、特別な呼びかけがなかったため、残念がっていました。もっと早くから、分かって、日本語学科で呼びかけていたらと。

台湾の公演は、東海大学、台湾大学の2回とも、時間が10分以上、遅れて始まっていたのと、それに対して、観客も気にしていないようなところが、台湾のおおらかさを象徴しているように感じました。

今回の国立大学の3大学は、大学生を中心とした当時の国民党政府の政策に対する大々的な抗議運動、ひまわり学生運動の中心だったそうです。
台湾の歴史上、民衆によって議場が占拠されたのは、憲政史上初めてであって、台湾を今の民主国家に、取り戻させた訳なので、忘れることの出来ない大革命ですね。

東海大学の日本語学科の先生に聞いて見ると、学生運動のコアメンバーに東海大学の学生もいたために、東海大学で行われたのではないかと話していました。
台湾大学での最終日の公演は、4度の中で1番の出来だったと、役者の方も話していましたが、場所も素敵だったですし、観客の数も、反応も素晴らしくて、感動の嵐でした。

鄭南榕さん等が、自由の獲得のため、命を掛けて、戦って得たが故に台湾が自由を尊ぶ国になったのは、私たちの国との違いを感じます。
日本は、1945年の敗戦によって、半ば強制的に民主国家、自由主義の国になりましたが、だから故に、現在、自由や平和が、ねじ曲がることをされても、それを甘んじて受けたり、その貴重さを感じない面があります。

一方、台湾だと言って、つい最近の大きな運動も、風化して忘れているところが見られます。喉元過ぎれば、熱さを忘れるとは、よく言いますね。今回、このイベントの主催をされた葉菊蘭さん、また、台湾大学で、当時のひまわり学生運動の中心人物だった、林飛帆さん、東京の八王子市から、今回のイベントの応援に来られた、高雄市名誉市民の黒須 隆一さん等、一同に台湾大学に集いましたが、彼らの育ててきた自由の花が、この演劇がきっかけとなり、若者に引き継がれていくものになるのか、責任を持って見守っていくのが、今後の私たちの使命だと思います。