タイトルは「夢を叶える2020」で 中央大、法政大東京2020大会応援サークル 本格スタート

最近、中央大学と、法政大学に、大学生が中心になって東京2020大会を、応援していく団体が、新しくできました。


中央大学の団体は、東京オリンピック2020ボランティアの最終募集時期であった11月27日に「2020を動かすボランティア」というイベントを中央大学多摩キャンパスの文学部棟大教室で行ったのが、始まりとなって、「ツナグ across 2020」という団体として、現在活動していますし、法政大学の団体は、1月18日に、法政大学のパラアスリート、山下千絵さんが、法政大学ボランティアセンターの「私が教えます」企画で、プチ講演を、されたのを見に行った学生が、山下さんを応援しようという思いから、「ONE NATION2020」として始まりました。


微弱に始まった2つの団体ですが、2月6日に中央大学のCスクエアで、合同ミーティングを行い、その際に「4月の新歓の時期までに、オリンピックが何を目指していて、私たちはどうかかわれるのか、という勉強会と、パラリンピックについて、実感を持って学べるよう、パラリンピックの体験イベントをしよう。」という意見が出ました。
そのようにして両サークルの本格的なスタートを飾るために行われた、3月4日のイベントでした。(パラリンピックの体験イベントは3月30日)


今回のイベントは法政大学が中心で進めていたこともあり、ゲスト講師の首都大学オープンキャンパス特任教授 舛本 直文さんが、法政大学の名前になった、ONE NATIONの解説から話してくださいました。この名前は、舛本教授の調布市での講演の最後の話の中で、軽く触れられていて、意味もよく分からず、法政大学のオリパラサークルの名前として使っていたのですが、舛本教授がその話から、始めて下さいました。聞いてみると、私達が考えているのとは全然違って、深くて深い経緯がありました。


1956年のメルボルン大会は冷戦の影響下で、ハンガリー動乱が、その年に起こったため、多くの国がボイコットして大会参加を棄権したり、ソ連対ハンガリーの水球試合では、乱闘になって、プールの水が赤く染まった試合になり、不穏な空気を払しょくできないまま大会が進んでいました。


そんな中、17歳の中国系のオーストラリアの少年から1通の手紙がオリンピック組織委員会に届いたそうです。「オリンピックでは、戦争、政治、国籍をすべて忘れて、1つの国になってほしい。閉会式は五輪というドラマのクライマックス。すべての戦いを終えた選手たちが、垣根を越えて、オリンピックという一つの国家になって入場できないでしょうか」という提案でした。閉会式に、この少年の夢は予告なしに実現しました。


10万人を超す観衆の前に、アメリカもソ連も、男性も女性も、黒人も白人も、すべての選手が渾然となったパレードが繰り広げられたのです。だれもが楽しげに、満面の笑みで観衆に手を振る閉会式となり、それはそのまま世界の友好・平和・調和のメッセージとなりました。ここから、ONE NATIONという言葉が出てきたと舛本教授の講義で聞いて、オリンピックの平和の精神や、東京2020大会の目指す共生社会のある姿が、込められたいい名前だと感嘆しました。
美しい名前の意味に感嘆しました。


前回の2018年の平昌オリンピック、次の2020年東京オリンピック、2022年の北京オリンピックと3大会に渡って、東アジアでオリンピックが行われ、オリンピックの精神をこの東アジアで、蓄積し実践していける大事な時だということで、2016年に平昌で平和会議が行われました。3つの国家の外務大臣やスポーツ長官等が集まって、平和宣言が謳われたようなのですが、日本では全く報道されなかったようです。また、平昌で平和教育フェスティバルが2月9日~11日に開催され、世界数十か国の若者が集まって盛大に行われましたが、その時も、日本のメディアは何も伝えませんでした。


オリンピックの旗が象徴しているように、オリンピックは、4年に一度、世界中から若者が集まり、異文化理解とフェアな精神で友情を育み、平和な社会を作っていく教育思想、平和思想ですが、私たちがあまり考えないで、国家や東京都に任せていると、メダル競争や、経済効果、観光立国という自国中心の平和とは関係のないオリンピックになる危機を感じました。


今のままでは、日本や、東京都のオリンピック政策に関しての情報を聞いてみると、日本が大きく変わる希望が持てません。


だからこそ、市民や学生が立ち上がって、今までのオリンピックでは行えなかった、「市民の、市民による、市民のためのオリンピック」を、このサークルから始まって、広げていけたらいいのではと、むしろ大きなビジョンをもらえた時間でした。