『おもてなしの原点は茶道にあり』

12月16日に北野市の、ある和室を、お借りして、おもてなしの真髄を学び、体験する「茶道から学ぶおもてなし」を行いました!

三年前の2015年10月には福生「福庵」で行った時は、外国の方に来ていただくために行ったのですが、今のように、
「真のおもてなしの精神」について考えていた訳ではなく、2020東京オリンピック招致の滝川さんのスプーチのイメージで、
「茶道」からスタートしようと、行ったものでした。

今回は、表千家の師範を長年されている桜井 久子さんに、お越しいただき、特に外国の方をお呼びしたイベント的なものでなく、
普段、集まっているメンバーが中心のこじんまりとした集まりではありましたが、茶道の深い世界を、もっと知って、今後の
活動の方向性を見つけるために、学ばせてもらいたいという思いで、参加させてもらいました。
日本には、道がつくものが多いです。柔道、剣道、茶道、華道、武士道、等々。それらは、単に技術を磨くのではなく、
人格形成の道にならないといけない。という意味が込められています。
私たち、参加者は、少しの準備のお手伝いと、お茶を頂きながら、久子さんの茶道に因んだ話を聞かせていただいていましたが、
その一杯のお茶を準備される過程すべてが、真心をこめられていたことが、言葉や行動ににじみ出ていることに、何よりも感動しました。

掛け軸の意味についても、少し話されていました。迎える亭主が、来られるお客にどのようなもてなしをしたいかを表す心によって、
その掛け軸の言葉を決められるそうです。あまりに有名な『一期一会』という言葉は、僕の最も好きな言葉です。
もう2度と会えないかもしれない、その中に、相手を尊ぶ心、時の大事さ、生きることへの感謝が込められるからです。
桜井さんは、「日々之好日」を選んでいましたが、特に解説はされていませんでした。しかし、後で調べてみると、いつもいい日だというのではなく
いいと思える日もあり、悪いと思える日もあるが、すべていい日なのだ。どんな日でも、最善を尽くして生きる時に、いい日となるのだ。
という意味になると分かり、ひょっとして、そのような思いを持って、今回準備をされたのかなとも考えるようになりました。

お茶碗を2回半回して飲むことは、以前、意識してやらなかったですが、お茶の中身だけでなく、お茶碗をよく鑑賞して、さらには
謙遜の意味を込めて、絵柄に口をつけないという、みえないコミュニケーションが主客で交わされるのが、とてもよく、日本のおもてなしを
表しているのが、よく分かりました。来ていた人たちも静かな中に、自分を見つめなおす時間ともなったようで、
意図していた以上に、おもてなしの心を学ぶ時間になりました。

貴重な時間を出して下さった桜井さんが、むしろ、この時間を作ってくれたことに誰よりも感謝を表していたのが、まさに人格を物語っていた瞬間でした。
また、華道や、書道や、武道などを通して、日本のおもてなしを掘り下げてみたいと思っています。