街も変わり、人も変わった」と言われる2020東京大会に!

なかなか、エンジンのかかりにくかったオリンピック パラリンピック ボランティア募集ですが、大会ボランティアは11月27日時点で、8万人を超えたようですし、都市ボランティアは、まだまだ足りないですが、3万人に近づけられるよう、東京都全体が、動いていることを、様々な情報を見て感じています。
 
11月27日に中央大学で行われた第二回グローカルカフェ「2020を動かすボランティア」ですが、目的は、一生に一回しかない東京オリンピック パラリンピック大会に、出来るだけ多くの人がボランティアとして関わることで、ボランティアの価値と喜びを知り、それが、日本にボランティア文化を浸透させることに繋がることを、伝えることでした。
 
一部で、舛本 直文教授の基調講演「2020大会:日本にボランティア文化が根付くために」を話して頂いた後に、中央大学を卒業された、シンガーソングライター、Ayuさんが、舛本教授の講演を、歌詞にしたかのような、曲を二部のオープニングとして、熱く、歌ってくれました。
グローカルカフェという名前も、ただの一方的な講演で終わらないで、気楽で、楽しい雰囲気を作れたらと思ってつけたイベント名だったのですが、一気に会場の雰囲気も明るくなった感じがしました。
二部は、学生から2人のゲストが、登壇しましたが、一人は菊池 理佳さんで、2016年の理央オリンピックで通訳ボランティアとして、東京外大から派遣され、その時の経験がきっかけとなって、今もボランティア活動に励んでいる方です。
2020東京大会でも、ボランティアの時間や労力を搾取している「ブラックボランティア」ではないかという話が、聞こえてくるように、リオオリンピックの前にも、「東京外大生の通訳能力を、無報酬で、利用しようとしている」と、新聞で話題になっていたようです。
しかし、リオで結ばれた、かけがえない友情だったり、そこでしか味わえない経験は、何にもかけがえのないものであり、今も、そのことで、新しい出会いや機会があるので、幸せだと話している菊池さんの言葉には、実感として伝わるものがありました。
また、もう一人のゲスト、山下 千絵さんは、10歳の時に、交通事故で左膝下を切断し、義足をつけながら、パラアスリートとして活躍していると聞いていましたが、想像していた姿とは違って、活力に満ちていて、障害という言葉が思い当たらない姿が印象的でした。
一つ例を挙げて、話していたのが、眼鏡ができた最初の頃は、眼鏡を使う人も少なく、障害者だと、思われていた時があったけれども、今は、眼鏡をかける人が多くなって、障害者だと、思う人がいなくなったように、義足をしている人が少ないので、障害者で、可哀想だとから何かしてあげないとと思っている人が多いけれども、義足だからと言ってできないことはないです。」と明るく話されながら、ボランティアとしての在り方の根本について、気づかされました。

舛本教授が、「1964年の東京大会で恩恵を受けているものがたくさんある。例えば、新幹線が開通し、首都高速道路が完成したこと、地下鉄が整備されたこと等、オリンピック後にも日本人の生活、経済に影響を与えたハードレガシーや、日本のスポーツ文化を根付かせる体育の日が出来る等の見えないレガシー ソフトレガシーの恩恵を、被っているが、今回の東京大会では、街も変わり、人も変わったと言える、ヒューマンレガシーが大事だ」と、話されていました。すなわち、現在、東京や日本が抱えている閉塞した社会や少子高齢化の問題が、今回の東京大会を通じて、多様な人々に積極的に関わり、人権や文化を尊重して、共生社会の理想を成していくことで、解かれれていくことだと思います。
後世になって、「今の東京になったのは、2020東京大会があったからだ。」と言われる、歴史的な大会に作っていきたいですね。