第2回グローカルフェスタ「もっと知りたい台湾」

2018年8月31日9月1日の二日に渡って、第2回グローカルフェスタ「もっと知りたい台湾」を八王子市の、いちょうホールと、北野市民センターで行いました。

一回目のグローカルフェスタは、今年の2月12日に行い、「出愛、ふれ愛、分かり愛」というテーマで、台湾を好きになってもらおう、近く感じてもらおうという趣旨で行いましたが、今回は、台湾を考える上で、避けて通れない台湾の民主化への歴史を、演劇と、トークライブを通して知り、その上で、次世代を担う若者たちに何ができるか、考える時間となればという思いで、企画しました。

演劇は、台湾の独立運動家 鄭南榕(ていなんよう)さんに関するものでした。
台湾は38年もの間、台湾全土に及ぶ戒厳令が敷かれ、政府に対する反対派への弾圧で2万8千人以上の人達が犠牲になる(白色テロ)時代がありました。

その時代に鄭南榕さんは、「100%言論の自由」と「台湾独立」のために、政治雑誌の編集長として活躍をし、1984年3月12日、「100%の言論の自由を勝ち取る」と謳う週刊「自由時代」シリーズを発刊します。

国民党政府による弾圧が強まる中で2度の連行後、裁判所に呼び出された時にも、「国民党は、私の死体しか捉えることはできない、私を捉えることは不可能だ。」と誓います。編集室に71日間立て籠もって国民党の大軍が押し寄せてきたとき、隠し持っていたガソリンに火をつけて自由のために身を投じました。

彼の死は、民衆化運動に大きなうねりを生み、遂に1989年戒厳令が解除されました。劇中で鄭南榕さんの71日間の編集室での籠城期間、白百合を育てるシーンが出てきてきます。そして71日目の最後の瞬間に、登場人物の一人、日本人の記者、たまきに、成長した百合を渡して命を絶ちます。百合(ゆり)の花は、純潔、謙虚さ、優しい心、あるいは美のシンボルとされているそうです。

「善良な人は人一倍、おそれを感じる豆粒のような弱い心の人が多いけれども、それでも、最後まで諦めずに戦うのが英雄だ」というセリフが彼の人生と、百合の人生に重ねられていて、彼の死が、種となって、はるか遠くの日本で芽を咲かせ、成長しようとしている、そんなきもちになり、胸がいっぱいになりました。

演劇を通して、台湾の語られることがない、しかし現在の台湾を形作った歴史について知ることで、深い感動と共に、好きな台湾がさらに、固い絆になった時間になりました。

NO CROSS、NO CROWN !

<外部リンク>台湾新聞に掲載されました!!
【台灣新聞】20180831葉菊蘭71日的台灣白百合
http://blog.taiwannews.jp/?p=47438

 

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