柳田さんの講演「スポーツと国際開発 —コスタリカでのJICA桜美林野球普及活動の展開—」に参加して

2017年12月8日に国連の総会で可決され、今年から5月16日は、国際人類平和共生デーになったのは、ご存知ですか?

アメリカが、イスラエルの首都、エルサレムに大使館を移すことで、パレスティナの平和への長年の努力が揺らいでいる今、この日を世界中の人たちが深く考えるべきだと思います。
ちょうど、その日にあわせて桜美林大学の教室で、桜美林大学卒業生、柳田 一磨さんが
「スポーツと国際開発 —コスタリカでのJICA桜美林野球普及活動の展開—」
というタイトルで講演をされるようになりました。

JICAの活動の一つである青年海外協力隊の派遣は、一昔前は、若者たちにとっての憧れの世界であり、その活動を経て、社会で活躍されている方は多かったのですが、最近は、徐々に青年海外協力隊の希望者が減ってきているそうです。

一方、2020年の東京オリンピックに向けて、100カ国、1000万人以上の発展途上国の方たちにスポーツの機会を提供する活動を行うと、日本政府が約束して、「スポーツフォー トゥモロー」という組織が設立されました。

優秀な人員の確保を求めるJICAとグローバル人材を育成したい大学のグローバル校を「スポーツフォー トゥモロー」が繋ぐプロジェクトの一環として、桜美林大学の野球部が、コスタリカの求める「野球を通じた健全な青少年育成」のために2016年からコスタリカ共和国に派遣されている話を聞くようになりました。

コスタリカは、中南米にありパナマ共和国の北隣にある国で、軍隊を持たない国で有名です。
しかし、青少年の犯罪率は、増え続け、肥満やエイズ患者も増え続けている現状があります。

日本の野球は他のスポーツや、他の国の野球と違って、秩序を重んじ、礼儀を教え、人格面の成長をより教育するのは有名ですし、コスタリカは野球が盛んな国であることもあり、とてもいいパートナーシップ国だと思いました。

講演で話されていた中で、JICAにとっても、桜美林大野球部にとっても、これは有益な活動ではあるけれども、根本の目標である、青少年の健全な育成→社会問題解決に繋がっているのか?は最終的にどうなるか今後、確認する必要があるようです。例えば、グラウンド整備をする文化を教えてあげ、道具まで作ってあげ、必要性を教えても、コスタリカの国の正規の球場のグラウンド自体が、整備されていない中で野球を行うため、むしろ、整備して練習をしないほうがいいという、以前の常識に戻るようです。

またスポーツは、やりやすいが、一時的なものになりやすいことも指摘していて、一例として、リオ オリンピック後の各スポーツ会場が、現在では、何の管理もされていない姿を映像で見せてもらいました。

柳田さんは、コスタリカでの経験を生かして、今後、クラウドファンディングを使って、コスタリカの最優秀高校の対抗戦を実現させ、そこで、得た収益で、地方の公立高校のスポーツ器具の購入に充てるプロジェクトを進めています。それを通して、持続可能な形を発見し、『青少年の健全な育成』へと、繫がる糸口になれたらと感じました!