2018年4月28日 前八王子市長 黒須 隆一さん、台湾大学で感動のスピーチ!

『台湾の若者に告ぐ。失敗を恐れず挑戦を!自信と誇りを持て!』

2月12日のグローカルフェスタ2018~台湾から始まるグローカル化の未来のイベントの帰り際に、ゲストだった台湾大学研究生協会副会長の蔡さんが、台湾大学でも、ぜひ講演してくださいと、話した一言が、早くも4月28日に成就するようになりました。

日程は27日~30日までの期間でしたが、雨の良く降ると言われる台北市に全く雨が降らない日程となりましたし、黒須さんが、台湾入りした時間帯が北朝鮮の首脳が軍事境界線を超えて韓国側入りした史上初の南北首脳会談が行われたちょうどその時間帯だったので、非常に印象に残る瞬間でした。

前日に台湾大学の副学長に挨拶に行くスケジュールが組まれていて、車で台湾大学にに移動しました。
台湾大学の郭 鴻基 副学長は、学長室で迎えてくださり、台湾大学の説明を、英語で、丁寧に説明してくださり、台湾大学の記念館にも連れて行って下さって、台湾大の歴史について案内をしてくださいました。

台湾大学は日本の植民地時代に日本人が建てた旧帝国大学の一つで、今でも所々、当時の面影が残っています。
入り口は誰でも入れて、巨大なヤシの木が両側に生えた大きな並木道を市民も学生も行き来できるようになっています。

台湾大学の土地の広さは何と、台湾国(九州とほぼ同じ面積)の1パーセントなんです。
まさに台湾大学の精神であるで『自由』を感じさせる環境でした。
また台湾大学は常に民主化運動の先頭に立つほど、歴史的に影響のあった大学であり、歴代の大統領も、全員、台湾大学卒業生です。その台湾大学生に、講演をするのですから、ただの大学での講演とは意味合いが違っています。

台湾大学の院生代表の方に、今回、どんな話を黒須さんにしてほしいか、以前聞いたところ、

①なぜ、黒須さんが、そんなに台湾が好きなのか、教えてほしい。台湾大学生は、台湾に対して自信が持てていないので、その点が知りたい。

②八王子について知りたい。最近、台湾大学生は文系の力が落ちてきていて、歴史、文化について学びなおさないといけないが、特に日本の地方について学ぶことを通して、歴史、文化を学びなおすきっかけになると思う
と話していました。

それを踏まえて、黒須さんのスピーチのタイトルは『台湾の若者に告ぐ。失敗を恐れず挑戦を!自信を誇りを持て!』というタイトルで、八王子市長になるまでと八王子市長時代の具体的な話を中心に講演されました。
130名ほどの聴衆が、台湾大学の小ホールで講演に耳を傾けて熱心に聞いていました。

黒須さんは、最初の2回の選挙で、落選を経験し、あまりに辛くて、その原因を考え抜いた末、分かったのが、自分が長男であるため、いつかは家業に戻るだろうという考えがあったため、それが有権者には真剣さが足りないとみられてたに違いないということに気づいたと話されていました。そこで家業を弟に任せて、『退路を断って』3選目に臨んだところ、トップ当選を果たし、以後8回すべて当選したと話されていて、まさに、どの人にも当てはまる人生の哲学に台湾大の学生たちも共感していました。

八王子市長時代は、当時、経済破綻に陥っていた、八王子市を『株式会社 八王子市』と命名して、経営に必要なコスト、スピード、危機意識を職員たちに植え付ける教育を徹底して行ったようです。そして、ナンバーワンでなく、オンリーワンの街づくりのために自ら先頭に立って、12年間365日24時間尽くしてきた活動の数々を聞きながら、八王子市の街を誰よりも愛していたからできたことだと感じました。

また、『台湾は2300万人だが、人口でいうと、オーストラリアとほぼ同じだし、有名なギリシャも1000万にしかいない。日本も同じだが、台湾の大学生も最近、留学する人数が減っていると聞いている。立派な民主主義の国であることに誇りを持って、若い時にもっと海外に出てほしい。そして、海外で台湾のことをもっとアピールする夢を持ってほしい』と熱く語られて、締めくくられていました。

八王子のことを中国語では『パーワンズ』という発音になるのですが、何度も、通訳官から、『パーワンズ』という言葉が連呼され今後の台湾大学生の心に、八王子市の種が植えられたように思います。