八王子といえば・・・地域を彩る「八王子芸者文化」

10月3日、「八王子、夢の花街にユーロード」が行われましたが、

特に八王子芸者の舞台があると聞き、野外公演を見に行きました。


今年は、コロナによる影響で、八王子市で、大きなイベントが続けてキャンセルになる中で久しぶりに行うこともあり、大勢の人たちが集まらないように、広告はあまりしなかったようです。


そのため、ユーロードの人通りも、普段と変わらず、八王子芸者の野外公演も、間近で見ることができました。


このように野外で八王子芸者の公演を見ることができるのは、1年に1度らしく、誘ってくださった「たまりば」編集長の大熊さんに感謝しています。


かって、八王子は織物業が盛んで全国から来る商人の宿場町として栄えていたため、社交場として、芸者が集まるようになり


明治40年(1907年)頃から、八王子芸者は本格的な活躍していたそうです。八王子に芸者さんの世界「花柳界」ができ、


東京では八王子のほか、赤坂、新橋、浅草、向島、神楽坂、芳町にあり、「東京六花街」と呼ばれていました。


都心以外では、八王子だけですね!!


映像や、写真で、何となくイメージはあったのですが、その時に感じていた敷居の高い、別世界の文化とは違い、実際に見させてもらうと、八王子の地域に愛されて、地域に根差した文化となって息づいているのが「八王子芸者」の良さではないかと思いました。


伝統文化は、なかなか後継者が育たないものですが、八王子芸者の門をたたく女性は今も続けているようです。


八王子の歴史を現在に紡ぎ、八王子の魅力ある文化として、さらに進化していく「八王子芸者文化」となっていくことを願っています。